すのこベッドは、日本の高温多湿という風土に合った、もってこいの構造です。
でも、「すのこベッドに、黒カビが・・・」「ギイギイ~ときしむ音がする・・・」「ベッド床が、たわんでる・・・」などなど。
このような不具合が生じることもあります。あげくの果てには、フレームが、折れたり、すのこ床が抜けて、使いものにならず。
壊れたすのこベッドを捨てて、もう一度、ベッドを買い替える事態になることもあります。
でも、そのような悲しい事態におちいる方、何の問題もなく使い続けている方、その分かれ道は、何なんでしょうか?
すのこベッドの悲しい事態は、低品質なすのこベッドだけが、引き起こしたのかもしれません。
それならば、すのこベッドの選び方が、大事。ですが、一概に、それだけが、原因ではないことが、多々あります。
すのこベッドを配置した部屋の環境、使用された方の生活環境、すのこベッドの使い方、メンテナンス方法なども関係があります。
まずは、低品質なすのこベッドを選ばないために、頑丈でお手入れ簡単なすのこベッドの選び方について、考えてみたいと思います。
また、せっかく、気に入って買った「すのこベッド」できるだけ長~く、それも快適に使い続けたいもの。
そこで、すのこベッドの使い方、すのこベッドのお手入れ方法、さらに、頑丈すのこ仕様フロアベッド、頑丈すのこベッドもおすすめします。
すのこベッド失敗ない!頑丈でお手入れ簡単なすのこベッドの選び方
すのこベッド失敗ない!頑丈で、お手入れ簡単で、又、お手入れを助けてくれるような、すのこベッドの選び方です。
「頑丈すのこベッドです!」と、書かれていなくても、こだわりの安心設計とか、頑丈設計など、ベッド細部の造りによっても解ります。
- 脚足6本の安定感
- ぶ厚いすのこ仕様
- すのこ裏中央の桟(さん)
- たわみ防止ワイヤー付き
- きしみ防止のEVAパッド
- 布団対応のベッド
脚足6本の安定感
すのこベッドの中には、ベッド中央サイドに、プラス、2本の脚付きの6本脚のすのこベッドは、安定感があります。
一般的なすのこベッドでは、ベッドの四方に、4本脚。意外に、6本脚のすのこベッド、脚付きベッドを探すとないものです。
6本脚のすのこベッドは、安定感は、もちろんのこと、使用された方々、みなさんが、口を揃えて、ガタガタしない、グラグラしないなど。
ベッドでは、当たり前のことに思えますが、高さのあるベッドですから、重要ポイントではないかと思います。
ぶ厚いすのこ仕様
特に、すのこベッドは、通気性がいいように、すき間が、空いています。これは、すのこベッドの大きなメリット。
ですが、一枚板と比べると、すき間が、空いていると、床板の強度が、弱くなります。
例えば、体重も重く、大柄体型の男性では、一般的なすのこベッドでは、きしみ音がしたり、たわんだりすると、心配で眠れません。
その床板の強度を、解消するために、ぶ厚いすのこ仕様であれば、実際に、安全で、安心感に繋がります。
ベッド市場に出回っている、一般的なすのこベッド、すのこの厚みは、約10mm。
頑丈すのこベッドは、「耐荷重600kg」「頑丈すのこ」が、当然、売り文句として、すのこベッドのネーミングになっています。
この頑丈すのこベッドでは、ぶ厚いすのこ仕様で、20mmから25mmと、一般的すのこベッドの厚さの2倍以上。
また、注目は、強度を誇るLVLすのこ仕様で、15mmですが、頑丈すのこベッドよりも、リーズナブルな価格で人気です。
すのこベッドを、できるだけ長く使いたい方は、ぶ厚いすのこ仕様なのか?でも、十分に、判断できます。
すのこ裏中央の桟(さん)
通常のすのこベッドは、桟が、フレームの側面しかありません。
それが、頑丈すのこベッドだと、さらに、フレーム補強のため、桟を、床板の中央にも置いているので、強度が上がります。
実物のすのこベッド、ネットでのすのこベッド素材で、頑丈すのこベッドなのか?このすのこ裏中央の桟でも確認できます。
たわみ防止ワイヤー付き
どのベッドでも、フレームが、もろかったり、弱かったりすると、不安になるものです。
激安・格安な価格帯で、人気のフロアベッド。箱型フレームで、箱をひっくり返したボックスに、マットレスを落し込む構造。
すると、どうしても、フレームとマットレスの間に、すき間ができやすい。それに、脆弱なフレームなら尚更、さまざまな支障がでます。
例えば、「くの字に曲がる」「引くとたわむ」「すき間ができやすい」などなど、フロアベッドのフレームの脆弱性は、否めません。
そのフレームの脆弱性を回避するために、フレームとフレームの間に、たわみ防止ワイヤー付きのフロアベッドが登場。
たわみ防止ワイヤー付きだと、特に、小さいお子様がいるご家庭では、引っ張っても、たわみにくいので、安全で安心。
大人でも、ラグやカーペットの端に足を取られて、コケてしまったり、「何でこんなところで~」と、自信を失くしたりします。
でも、外よりもお家の中の方が、慣れもあり、危険がいっぱい、潜んでいる。
ベッドのフレーム間に、たわみ防止ワイヤー付きかどうかも、ベッド選びのポイントになりますね。
きしみ防止のEVAパッド
「ベッドは、できるだけ、長く使いたい~」これが、みなさんの心からの声では、ないでしょうか?
ベッドは、洋服のように、とっかえひっかえ、頻繁に、買い替えできないし、ほぼ、置く場所も固定で、ほとんど、動かさない。
長い期間、ベッドを同場所に、置いて眠っていることで、床と床板には、かなり、負担がかかります。
その負担は、床とすのこ床板が、擦れて、ギイギイ~ときしむ音が、発生したりします。
それを回避するために、床とすのこ床板、又は、床と脚足に、クッションになる、EVAパッド、EVAテープが、同梱されてます。
このEVAパッド、EVAテープを貼る事で、きしみ防止、きしみ音を軽減させます。
ベッドを使う方のことを考えて、ちょっとした心配りのテープですが、あるなしで、ベッド選びも変わってくるように思います。
布団対応のベッド
「耐荷重600kg」「頑丈すのこベッド」など、頑丈が、売りのベッドは、こだわりの安全・安心設計で、価格帯も高い傾向。
でも、頑丈が、売りのすのこベッド、ボードタイプのローベッドのほとんどは、布団対応のベッドと言えます。
頑丈すのこベッドに至っては、突板(木材を0.2~0.6mmに薄くスライスした板材の事)を、直角に重ねて、表面材に塗装を施して、強度を増した極厚フレーム。
また、すのこ裏には、極太の桟たちで、上からの重量をしっかり分散して、床板を裏面からもしっかりと、支えます。
さらに、「耐荷重600kg」とまでは無くでも、北欧デザインのステージタイプのローベッドも、布団対応で、価格帯も高い傾向も納得です。
安い傾向の価格帯でも、手に入る布団対応ベッドもあります。
強化床板仕様(耐荷重150kg)のローベッド、LVLすのこのすのこベッドなどは、布団が使用できます。
LVLすのことは、板を、繊維方向に揃えて、重ね木質材料で作られ、抜群の強度を誇ります。板のミルフィーユ状態とでも言いましょうか。
板が、一枚では弱いが、板を、数枚、何層にも重ねことで、強くしっかりした板になるんですね。
このように、安い価格帯、高い価格帯であっても、布団が使えるベッドがあります。
しかし、高い価格帯=高品質は、間違いなく、造りが、ワンランク上で、耐久性を求める方には、高品質ベッドがおすすめです。
すのこベッドの使い方とお手入れ方法
新品のすのこベッドを使いはじめて、数ヶ月で、きしみ音がしたり、たわんだり、黒カビが生えたり・・・。
これらの不具合の原因は、本体のすのこベッドではなく、すのこベッドの使い方、お手入れ方法が、間違っていたかもしれません。
そこで、注意したい事を考えてみたいと思います。
すのこベッドの使い方
すのこベッドの使い方で、気をつけるポイント3つ!
- 大きな負荷をかけない
- 身体にあった寝具選び
- 注意!収納スペース
大きな負荷をかけない
すのこベッドは、前述通り、すのこベッドのメリットでもある通気性のために、すき間が、空いているので、床板の強度は弱い。
それなのに、「ど~ん」と、おもいっきり座ったり、横になったり、ダイブしては、危険です。
特に、布団対応だからと言って、薄いマットレスに、敷き布団で、寝ているのなら、さらに危険度が、増します。
また、ベッドは、固定。帰宅後、「よっこらしょ」と、いつも同じ場所に、座ることは、マットレスが、ヘタる原因になる恐れが。
さらに、ベッドフレームが、たわむ原因にもなりかねません。
できるだけ、一ヶ所に、決めずに、座る場所は、毎日、替えて座るようにしましょう。
ぶ厚いベッド専用のスプリングマットレスを使用しているならば、床板にかかる荷重も分散してくれるので、布団よりは、マシかと思います。
小さなお子様たちは、楽しいからと、ベッドをトランポリン代わりに、ジャンプの連続、それも数人・・・キャー怖い。
小さなお子様は、身体も小さいので大丈夫でしょう!と、過信は禁物です、すぐに、止めさせて下さいね。
身体にあった寝具選び
「ベッドの寝心地は、どう?」という質問が、意外に多いですが、「寝心地は、マットレス次第!」です。
布団対応ベッドでも、敷き布団とベッド専用のスプリングマットレスでは、体圧分散の優れたマットレスの方が、断然、寝心地はいいはず。
せんべい布団派の方、腰痛気味、又は、腰痛持ちの方には、弾力あるマットレスは、身体に合わないかもしれません。
そういう場合には、自分の身体に合う寝具を、選んで下さい。
例えば、腰痛持ちの方が、柔らかめのポケットコイルマットレスで寝ていると、腰からお尻にかけて、沈み込み過ぎて、腰痛が悪化するかもしれません。
体が浮いているようなホテル病院採用
極厚の敷き布団
注意!収納スペース
すのこベッドの場合、高さ2~3段階調節ができるので、ベッド下を、収納スペース等に活用が可能。
ですが、ベッド下が、空いているのは、布団やマットレスの湿気を逃がす為なので、ギューギューに、物は、詰め込み過ぎないようにしましょう。
また、ベッド下は、寝具などの綿ホコリが溜まりやすい場所なので、衣装ケースなどの収納物、ベッド下のホコリを取り除くこと。
ホコリと湿気が、集まる場所には、カビ発生の可能性があります。
ベッド、マットレス、寝具、収納物などに、カビ防止に努めましょう。
ベッド下収納ボックス2個セットクリア
すのこベッドのお手入れ方法
では、すのこベッドのお手入れ方法ですが、通気性がいいすのこベッドなので、一年中、湿気を逃がして快適な睡眠環境をキープ。
お手入れ方法は、基本中の基本!これだけで、習慣にすれば、不具合は心配がないはずです。
- ベッドルームの換気と掃除!
- 定期的マットレスメンテナンス
ベッドルームの換気と掃除!
すのこベッドを配置する部屋は、窓やサッシがあれば、開けて、常に、換気と掃除。
ベッドルームは、寝具類の綿ホコリが溜まりやすく、寝静まった夜中に、ホコリが舞うのです。
床だけでなく、ベッドのフレーム、ヘッドボードもホコリっぽい。
普段は、乾拭きで、1週間に1回は、硬くしぼったタオル・雑巾などで、水拭きして、水気を残さず、完全に乾燥させましょう。
ベッドのある部屋に、風を通することは、すのこベッド本体、寝具類に、こもった湿気を、逃がすことになります。
窓やサッシがない部屋では、ドアを開けて、空気を循環させてあげましょう。
掃除は、毎日が理想、でも現代人は、忙しい。
2日に1回、3日に1回でも、自分ペースで大丈夫。「換気しなきゃ、掃除しなきゃ」とストレスにならないように。
ベッドで、布団対応ならば、薄いマットレスと敷き布団、又は、敷き布団だけで、敷いて寝ている方は、手軽に布団は、天日干しできると思います。
シーツやボックスシーツなどのリネン類は、最低、一週間に一回は、お洗濯して、清潔をキープしましょう。
汗や皮脂などで汚れたカバーは、繊維に、目が詰まって、汗などの湿気を吸い取れなくなるからです。
「部屋を、換気しても、湿気っぽいだけど・・・」
解ります。その水はけが悪かったり、日当たり等で、掃除・換気を心がけても、家や部屋自体が、湿気っぽいこともあります。
そういう場合は、除湿器の力を借りたり、ベッドの場合は、除湿シートに助けてもらいましょう。
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定期的マットレスメンテナンス
ベッド専用のスプリングマットレスは、ぶ厚いので、布団と比べると、手軽には、お手入れできません。
そこで、定期的なマットレスメンテナンスが必要。2~3ヶ月に1回でも、シーズンごとでもかまいません。
というのも、敷き布団よりも厚みがあるのと、ベッドバッド、ボックスシーツなどで、湿気を吸い取ってもらってもいますから。
定期的なマットレスメンテナンスとは、マットレスの前と後、裏と表など、ローテーションすることで、ヘタり防止、より、マットレスを長持ちさせます。
とにかく、敷き布団であれ、スプリングマットレスであれ、毎晩、ベッドフレームと密着しているので、離してあげることが大事。
それぞれを離して、風にあてて、乾燥させるのです。
頑丈すのこ仕様ベッドおすすめ
では、箱型フレームのフロアベッドは、リーズナブル価格で人気ですが、湿気を逃がせないデメリットが。
そのデメリットを床板すのこ仕様にして、風通しがいいフロアベッドと床板すのこ仕様のローベッドをおすすめします。
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高い耐荷重や布団対応の頑丈すのこベッドおすすめ
耐荷重500~600kgの頑丈設計、頑丈すのこ仕様で、マットレスは、もちろん、布団が使用できるすのこベッド。
すのこ仕様の開放感たっぷりのローベッドもおすすめします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今まで、箱型フレームのフロアベッドは、湿気を逃がせなかったのです。
でも、箱型フレームの床板に、すのこ仕様にする事で、オールシーズン、湿気を逃がせるようになりました。
このすのこ仕様で、フロアベッドのお手入れの助けになってくれます。
すのこは、すのこベッドだけに留まらず、他のベッドにも、どんどん、すのこ仕様が、取り入れられると思います。