すのこ、人気のベッドの特徴で、そのままのネーミングで、すのこベッドと、呼ばれています。
すのこベッドは、就寝中に、かいた汗などで、お布団やマットレスに、こもった湿気を逃がしてくれる!
通気性抜群のベッドとして人気が高い。
昔、風呂場のカラダを洗うところに敷いてあったり、押し入れ下にも敷いてあった記憶があります。
学校でも、すのこの上で、靴の脱ぎ着をして靴箱に入れていました。
お風呂場では、足場がぬるぬるするための滑り止めと、吸湿性も兼ね備えて使用されたりもしました。
また、押し入れでは、毎日かく汗で、湿気のこもった布団を収納するところに敷いて、湿気によるカビの発生予防を担っていたんですね。
すのこ(簀子、簀の子)は太い木の角材の上に薄い木の板を直角に打ち付けたもの。
外見が似ているが、資材や荷物を移動・運搬する際に使用される木製の台はパレットといい、すのことは別の物である(構造や強度が違う)。
三重県の一部地方では「さな板(いた)」、愛知県などでは「ざら板(いた)」、滋賀県では「みざら」とも呼ばれている。
滑りを防止するために風呂場の床に敷いたり、湿気による収納物のカビの発生を予防するために押入れの床部に敷いて使われている。
wikipedia:すのこより
上記のように、すのこは、日本全国で、私たちの生活の中に、普通に使用されてきました。
当たり前過ぎて、その良さに、中々気がつかないほど浸透していたすのこ、ベッドで注目するとは思いませんでした。
すのこベッドでもカビる!
通気性のいい、すのこベッド。
ベッド買い替えに、すのこベッドを、検討しているけど・・・最近、すのこベッドに興味があってとか。
すると、すのこベッドのメリット、デメリットなど知りたくなっています。
特に、真剣にすのこベッド購入を検討されている方は、なおさら。
すのこベッドで、一番、知りたいのが、「すのこベッドならカビは、生えないよね」では、ないでしょうか?
さまざまな条件や環境で、すのこベッドもカビる
高温多湿の日本!
「すのこベッドならば、吸湿性があるから、カビは、生えないよね」それは不正解です。
【すのこベッドでもカビる事例】
例えば、男性の一人暮らしで、ワールームに、すのこベッドを買いました。
仕事で、朝早くに出かけ、帰宅は夜遅く、寝るだけに帰る部屋と化しています。
休みの日は、友人と遊べに出かけ、家にいてもゴロゴロしてるか、気が向けばちょこっと片づけしようかぁ程度。
ベッドの上のお布団は?なんか怖い予感(笑)
畳に布団をひきっぱなしのことを「万年床」と言いますが、ベッドは、特にお布団はそのまま。
この男性のように「万年ベッド」が普通の状態に。
さらに、悪い条件、部屋の中でも、日当たりの悪い場所に、ベッドが置いてある。窓があっても換気しない。
布団を干す回数が、極端に少ない。「*マットレスローテーション、何それ?」
こんな状態で、数年が経って、マットレスをめくると・・・あ~怖い!マットレスとすのこに、黒いカビが、ビッシリ。
できるだけ長くお使いいただく為に、3ヶ月に1度、または、毎シーズンごとに1度、マットレスの上と下、裏と表を入れ替えてローテーションさせます。
1ヶ所に、荷重がかかるのを防ぎ、ヘタり防止になります。
その際には、日当たりのいいところで、風を通してあげると、なお良いマットレスのメンテナンス法です。
すのこは、吸湿性があり、湿気を逃がしてくれる効果がありますが、その環境によっては、100%ではありません。
すのこベッドを、買ってから、すのこ効果が発揮できる環境に、さらに、メンテナンスが、必要です。
極端な事例でしたが、できれば、お部屋の中では、日当たりの良いところに、ベッドを設置するのが好ましいです。
でも、お部屋が狭くて、どうしても日当たりの悪い場所になってしまう・・・。
大丈夫です!窓やベランダを開けて、換気をして、風通することで、湿気を逃がしてあげればいいのです。
私が、以前住んでいた一戸建ての周辺は、住宅街で、昔の建築法で建てられた家ばかり。
家の右左と後ろに家で、玄関が、東南向きで、日当たりは、一見良さそうですが、水はけが悪かったんです。
大雨や台風後、数日は土が乾かなく、家の中もジトッ~って感じ。
引っ越してきた近所の方が「押し入れの湿気が半端ない」とビックリしてたぐらいです。
このように、家の立地条件、日当たりの良さ、風の通り道、生活習慣、使い方などで、すのこベッド以外のベッドでも、ベッド寿命が変化するのです。
冬場の方が、意外に湿度が高い?!
夏は、就寝中に、汗をよくかくので、敷き布団やマットレスに、湿気がこもります。
低気圧を含んだ梅雨時期は、湿度が、さすがに高くなります。
しかし、冬場の方が、暖房で乾燥しがち、風邪やインフルエンザ予防に、加湿器をつけているご家庭も多いのではないでしょうか?
また、寒いので、お布団を重ね着して、意外に冬場でも、お布団の中で汗をかいているのです。
外気と家の中との温度差で、サッシや窓枠が、結露の水滴で、びしょびしょになることもあります。
冬場の方が、意外に湿度が高く、カビが生えやすいのです。
冬場は、油断しがちですが、お天気がよければ、できるだけお布団を干して、寝室のすのこベッドにも風を通してあげましょう。
すのこベッドの素材とすのこタイプベッドの種類
すのこベッドといっても、色んなタイプのすのこベッドが、販売されています。
すのこの素材、すのこタイプベッドの種類をご紹介します。
すのこベッドの素材
一般的に、人気なのが、北欧の良質のパイン材を使った北欧デザインのすのこベッドです。
また、日本独特の桐素材のすのこ、昔から桐のタンスは、軽くて吸湿性があって、高級な家具に使われていました。
さらに、杉すのこ仕様、杉は住宅用建築材として広く用いられてきました。
杉は、湿気を調整する機能に優れています。
耐久性・通気性に優れ、あの杉のやわらかな香りにも癒されます。
でも、杉アレルギーの方には、おすすめできません。
すのこタイプベッドの種類
すのこベッドのステージタイプは、床板に、マットレスを上乗せするタイプで、おしゃれ。
スタイリッシュ、モダンな雰囲気で人気です。
ここ最近のベッドの床板は、すのこ仕様が多いです。
2段ベッドやロフトベッドにも、天然木を使用した、頑丈設計のすのこ仕様も多いのです。
また、すのこベッドの高さが調整できて、ベッド下が、収納スペースなどで、有効活用できるのも人気です。
ですが、気をつけて頂きたいのが、せっかく、風通しの良いすのこベッドを購入したのに・・・。
ベッド下は、空いているので、収納ボックス、いっぱいの荷物で、すのこの床板を塞ぐと、すのこベッドの通気性を妨げることになります。
さらに、収納付きベッドタイプのすのこベッドもあります。
ベッド半分が、独立した引出し収納で、もう半分が、ラグなどの長物を収納できる、大容量収納付きベッドです。
このタイプの場合は、マットレスでもお布団でも使用できるものが多い頑丈すのこ。
お布団を干す際には、すのこ全開にして、風を通してあげましょう。
ベッド下に、物があるのと、ないのとでは、風通しが、断然、違いますので、ベッド下に収納する場合は、よく換気してあげて下さい。
さらに、すのこが、ワンタッチで90度になって、バックルで固定。
お部屋内で、お布団が干せるものもあります。
こういうのがあれば、毎日でも、室内で風通しでき、便利です。
ファミリー向けベッドのワイド幅ベッドにも、すのこのステージタイプがあります。
すのこの床板の上に、マットレスを上乗せするので、フレームとマットレスとの間に、すき間ができない構造は、安心。
小さなお子様が、いらしゃるご家庭におすすめです。
マットレスとフレームの間に、すき間ができ、お子さんが、このすき間に、手や足をひっかけて、コケてしまったり。
足をクネったりして、ケガすると大変です。
そこで、すのこの床板に、マットレスを上乗せするタイプなのか?
又、箱型フレームのベッドでは、マットレスは、埋め込み式なのかも、注意して選びましょう。
人気のシンプルデザイン:すのこベッドおすすめ
シンプルデザイン、ナチュラルな木目、天然木のすのこベッドもおすすめします。
高さ3段階調節ヘッドレスすのこベッド
棚コンセント付き天然木すのこベッド
棚コンセント付きカントリー調すのこベッド
まとめ
いかがでしたでしょうか?
通気性抜群のすのこベッドだからと、過信は禁物です!
前述通り、夏場・冬場の天候による寝室の環境、日当たり、風の通り具合、生活習慣などで、ベッド寿命は変わってきます。
購入前に、例えば、風通しの悪いワンルーム。それなら、お部屋で、布団が干せるすのこベッドがおすすめです。
天候に左右されずに、毎日でも、布団・マットレスが干せます。
敷きっぱなしで、同じ面で寝るているなら、すのこを90度に立てかけ、部屋干しであっても、風は通り湿気が逃げ、断然イイです。