ご両親も高齢になって、家の維持や健康のことも考えて、一戸建てからマンションへ住み替える方も多いと思います。
マンションの部屋には、7畳の洋室に大きなクローゼットがあるので、ここだとベッドを2台が置けそうです。
そこで、今までは、布団で寝ていましたが、これを機会に、ベッドを購入することに。
大手の家具店でベッドを見に行くと、母は、店員さんのおすすめで、「セミダブルがいい」と言い。
父は、「シングルでいいやろ!」と、いい張って、決めかねて帰ってきました。
こういうケース、よくあると思います。
ベッドは、高い買い物だし、買ってから後悔することだけは避けたいものです。妥協点を探って、候補を考えてみたいと思います。

高齢者のご両親、ベッドのサイズは?セミダブルそれともシングル
息子さんや娘さんからすると、高齢のご両親が、万が一ベッドから転がり落ちて、骨折でもしたら、大変。
そのためにも、シングルより、少し広めのセミダブルで、ゆったりと寝てもらうことで安心ですよね。
また、寝相が悪い方、寝ている時によく動く方にも、セミダブルがおすすめです。
ベッドにもよりますが、シングルは、約90cm~100cm、セミダブルは、約120cm~135cm。
どうですか?ベッド幅、シングルとセミダブルとでは、だいぶ違いますよね。
7畳の寝室に、ベッド2台置けるのか?
上記は、シングルベッド2台置きのレイアウト例ですが、シングルベッド2台を離して置いても約6畳のスペースが必要です。
7畳の寝室なら、シングルとシングル、シングルとセミダブル、セミダブルとセミダブル、この置き方なら可能かと思います。
※セミダブルとセミダブルは、人によっては、少し、狭く感じる方もいるかもしれません。
高齢者のベッドの高さとは?
高齢者の方が、日々、ベッドから立ち上げりするのに、楽なベッドの高さは、どれぐらいが、良いのでしょう?
人の座りやすい、立ち上がりやすい理想の高さは、一般的には、身長(cm)×0.25と言われています。
例えば、畳ベッドで、敷き布団の厚みが5cmだとします。
身長が、172cm前後と背の高い方には、38cm~40cmがおすすめ。
身長が、160cm前後ならば、約35cm前後がおすすめ。
身長が148cmの小柄な背が低い方には、約32cm前後がおすすめです。
ちょっとの事ですが、ベッドが、高すぎたり、低すぎるたりと、自分に合っていないと、毎日の事なので、快適にならず、身体に負担がかかる事もあります。
高齢者のベッドを選ぶ際には、ベッドの高さも、じっくり考慮して、使う方に、楽な高さのベッドを選ぶようにしましょう。
高さ調整ができるベッドなら、使用途中でも、使う方に合った高さに設定しなおせるので、良いかと思います。
高齢者のご両親にベッド・マットレスの選び方と注意点!
ベッドのサイズが決まったら、次に大事なのが、マットレス。
さらに、硬めのマットレスをおすすめします。
なぜなら、今まで、畳に布団を敷いて寝ていた、ご両親ですから、急に柔らかいマットレスに変わると、腰痛になる方が多いのです。
腰が痛くなって、熟睡できないと、ご高齢ですから、また別の病気を誘発してしまう可能性も否めません。
マットレス選びには、くれぐれもご注意下さい。
コイルを使用したマットレスには、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスの2タイプあります。
簡単に、それぞれの特徴などをご紹介します。
ボンネルコイルマットレスの特徴
ボンネルコイルの特徴は、「面」です。
スプリング状のコイルをマットレスの全面に、敷き詰めて繋げたものです。
ポケットコイルと大きな違いは、この「面」で支える構造。「面」で支えることにより、適度に硬く弾力があります。
ベッドで、寝ているというよりも、畳の上にお布団を敷いて寝ているような感覚。
ボンネルコイルマットレスは、弾力性のある寝心地で、お布団で寝ているような感覚が好きな方におすすめ。
年代的に、高齢者の方は、畳に布団を敷いて寝ていたという方が、多いと思います。
まさに、高齢者の方に、ぴったりのボンネルコイルマットレス。
程度な弾力があり、しっかりした寝心地で、体も沈み込み過ぎません。
また、価格もポケットコイルマットレスよりも安いのも魅力です。
ボンネルコイルマットレスは、標準体型~体重も重い、大柄体型の方におすすめ。
逆に、痩せ型、体重の軽い高齢者には、マットレスが硬くて、寝心地悪いと感じる事もあります。

ボンネルコイルマットレス
ポケットコイルマットレスの特徴
ポケットコイルマットレスの特徴は、スプリングが、一個一個の不織布のポケット(袋)で包まれ、独立しているので、体が「点」で支えられ、体圧が分散されます。
体圧が分散されると、体にフィットするので、包み込まれるような寝心地。
また、どんな寝姿勢にも対応するので、快適な睡眠が得られます。
また「点」で、体を支える構造なので、腰や背骨の負荷をバランス良く分散してくれ、体に、無理がなく楽です。
さらに、ポケットコイルの独立構造は、横揺れ軽減効果があります。
寝返りを打っても、隣の人を起こす心配も減るので、同じマットレスで、寝られるご夫婦・カップルには、おすすめです。
ですが、高齢になると、一人一人での敷き布団、マットレスが多いと思います。
ポケットコイルマットレスは、比較的、小柄な体型、痩せ型、軽い体重の方に、おすすめです。

ポケットコイルマットレス
高齢者のマットレス選びの注意点
ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスの特徴でも解るように、こんなにも違いがあります。
こんな高齢者におすすめも、紹介しましたが、あくまでも一般的な参考です。
やはり、使う方の寝心地に合うのが、一番です。
布団からの起き上がりが辛くなり、今まで、ずっと、畳に布団で寝ていた高齢者が、ベッドへ移行する際には、マットレス選びが肝心。
高齢者の方と一緒に、大手家具店などへ行き、マットレスの寝心地を、実際に、試すことは大事です。
実際にあった事例で、娘さんが、良かれと思って、大手家具店で、ベッド・マットレスを、高齢のおばあちゃんへ、プレゼントされました。
高齢のおばあちゃんにとっては、その気持がうれしく、喜んでくれました。
しかし、高齢のあばあちゃんには、残念なことに、硬い寝心地で、結局は、使わずじまい。
娘さんは、店頭で、マットレスの寝心地を試されたそうですが、娘さんに良くても、使うのは、高齢のおばあちゃん。
寝心地は、マットレス次第!
マットレスの特徴を知ることは、とても大事で、特にマットレス選びでは、使う高齢者の方の寝心地に合っているのか?
娘さんが、これを、知っていれば、おばあちゃんを、大手家具店へ連れていき、実際に、寝てもらったはずです。
また、高齢者の体は、若い頃の体とは、違います。
高齢のご両親、おじいちゃん、おばあちゃんへ、ベッド・マットレスをプレゼントする事は、素敵なことです。
寝心地が合ってこそ、素敵なプレゼントになります!
そのためにも、特に、マットレスの寝心地には、注意してあげて下さい。
というのも、誰だってそう、プレゼントしてもらう側から、注文つけるのは、言いづらいものです。

ご高齢の方へおすすめベッドの利点
ふるさとの高齢のご両親、離れて暮らしていても、心配になると思います。
でも、自分たちの家族のこと、仕事などで、毎日も忙しく大変。
元気で、暮らしてくれるのを願うばかり。
でも、毎年、自分たちも年をとるように、高齢の両親は、年を追うごとに、寂しいですが、老いていきます。
当然、寝床の事情も変化していきます。
高齢になると、畳に布団寝の場合には、布団からの起き上がりが、体に大きく負担がかかるんです。
ご両親は、子供が、いくつになっても、つらい事やしんどい事は、心配かけまいと、言いません。
布団からの起き上がりの負担、毎日の布団の上げ下ろし、ご高齢の両親には、大変。
起き上がりも、ベッドにすることで、上体をおこし、横に向いて、足をベッド下におろして、立ち上がれるので、体への負担が軽減。
これこそが、高齢者におすすめ、ベッドの利点です。
また、ベッドガードを付けてあげると、ベッドガードにつかまって、立ち上がれ、布団のズレ落ち防止にもなります。
朝・晩の布団の上げ下ろしからも解放されます。
若い頃には、なんでもないことが、年齢とともに、つらく、大変になることが増えるのです。
高齢者のベッド転落対策!ご高齢の方のベッドに一工夫でさらに快適
ベッドにすることで、畳に布団を敷いて寝ていた、高齢の方の起き上がりは、グンと楽になります!
でも、慣れないベッド、高さへの不安もあるでしょう。
心配な高齢者のベッド転落対策、快適なベッドライフを過ごしてもらうのに、もう、一工夫することで、さらに、楽になります。
前述でも触れましたが、「ベッドガード」一般のベッドには、ほとんど、付いておりません。
後で、ご紹介します、高齢の方対象の電動ベッド、畳ベッドには、ベッドガード付のベッドもありますし、別売りオプションとして、購入できるのもあります。
一般の方でも、ベッドの布団のズレが気になる方は、ベッドとは別に、ベッドガードを購入して、付ける方もいらしゃいます。
特に、冬場は、毛布に、掛け布団と、枚数も増えると、より重たくなり、寝返りを打つことで、ズレたり、落ちたりします。
ベッドガードを付ける事で、使用される高齢者のベッドからの転落を防止、布団のズレ・落ち防止となります。
また、高齢者には、ありがたい、手すりの役目も担ってくれます。
高齢になると、自然と筋力が落ちていくので、今まで、なんともなかったことが、できなくなります。
でも、これは、当たり前の事、誰もが通る道なので、悲観的にとらえない。
じゃあ、どうすれば、楽にできるのかと、前向きに考えましょう。
自分の力では、起きにくい時に、手すり代わりのベッドガードがあれば、介助してくれます。
高齢の方から「ベッドガード付けて欲しい!」とは、中々、言い出せないものです。
ベッドガード
高齢者の方のベッド起き上がりを、見ていて、支えになるものがあれば、もっと楽では?と思ったら、ベッドガードがおすすめです。
さらに、ご高齢の方、病気によって、立ち上がりが、しんどい方には、「介助バー手すり」があります。
立ったり、座ったりが、楽になるのは、もちろん、例えば、車椅子を使用されている方には、車椅子へ移る時の体重移動が、スムーズに行えます。
ベッドで、より快適に過ごすために、ベッドガードや介助バー手すりなど、一工夫するだけで、高齢者の方のしんどさが、かなり軽減されると思います。
ベッド用起上がり手すり
ベッドガード・ベッド用起上がり手すりに注意!
ベッドガード、ベッド用起上がり手すり、ベッドに、ちょっとしたひと工夫で、高齢者の方が楽にもなりますよ~とご紹介しました。
ですが、良かれと思ったことが、高齢者だけじゃなく、使用されている方のちょっとした動作で、事故でケガする事態にもなります。
色んな面で、助けてくれるベッドガードでは、ヘッドボードとベッドガードのすき間。
また、ベッドガードのすき間に、手や足を挟んでしまったり、首が、入り込む事故も警戒が必要です。
病院などのベッドにあるサイドレール、ベッド用グリップのすき間による事故。
ベッド用起上がり手すりが、しっかり固定できてなくて、転倒・骨折などの事故が多いのです。
ご高齢の方、病気などで、身体が動かしにくい方は、こういった補助のベッドガード、ベッド用起上がり手すりで、起きたり、座ったりできます。
ベッドガードを選ぶ時には、12cm以上のすき間があるものは避けて、挟むのを回避できるものを、また、ベッド用起上がり手すりは、しっかりと固定すること。
使用していると、毎日、高齢者の方を支えているので、ゆるんでくるもの。
定期的に、グラグラしていないかチェックして、しっかりと固定することで、安全で、快適な睡眠環境になります。
ご高齢の方におすすめベッド
今まで、畳に布団を敷いて寝ていた高齢の方に、弾力性のあるスプリングマットレスは、違和感に感じ、眠れない方も多いかもしれません。
低い位置の人気のフロアベッド、ローベッドは、ご高齢の方には、おすすめできません。
畳に布団で寝ていたのと、変わりのないベッドが、ご高齢の方には、おすすめです。

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ご希望で、ベッドガードと、組立設置配送サービスも選べます!