マットレス・敷き布団の体圧分散で寝心地抜群、日々の快眠をサポート
マットレス・敷き布団の一番の機能と言えば、「安眠」というのが一般的な願いです。
そのため、その機能を全うさせるための手段は、何かが重要課題。
では、マットレス・敷き布団の「柔らかさ」にあらためて注目してみましょう。
マットレス・敷き布団の体圧分散の役割
「柔らかければ良い」というわけではありませんよね。
特に、敷き布団が柔らかすぎるケースでは、カラダ全体が沈みすぎることによって、様々な問題も出てくるのです。
マットレス・敷き布団の硬さによって体重分散の違い。
「柔らかすぎ」の場合で、腰や肩などが沈みすぎることによって、かえってカラダの一部分に、負担がかかってしまいます。
「適正な硬さ」の場合で、カラダの体重が分散して各部に適切な荷重となるため快適な睡眠が得られやすいのです。
「硬すぎる」場合では、カラダの局部ごとにごとに強いストレスがかかり、その部分に血行障害などが起こることになります。
病院の患者のためのマットレス事例
例えば、病院の長期入院患者さんなど、特に自由に動けないケースでは、ベッドのマットレスは、触れる部分の皮膚が、長時間にわたり、圧迫され続けることもあります。
この場合、血流が不足して皮膚や筋肉などの組織が壊死する状況をきたします。
この状態を「褥瘡(じょくそう)」といい、いわゆる「床ずれ」の重症化した状態を呈するわけです。
健康な人なら自力で寝返りを打ってるため、ときどき無認識でも体重移動を行っており、これが睡眠中の重要な動作として不可欠です。
しかし、掛け布団が重すぎたり、敷き布団の硬さに問題があると、寝返りの頻度にも影響が出てきます。
特に、敷き布団が硬すぎる場合は、圧迫部分が多くなるため、無意識の寝返り回数も増えて、快適な睡眠からは、ほど遠くなります。
体圧を分散することで、集中的に血流が止まることを防ぐには、ウォーターベッドのような水の浮力を利用。
マットをカラダに密着させるような寝具も有効です。
しかし、水は重く、掛け布団としては、まったく不向きです。
そこで、体圧分散という課題の解決は、硬さだけに依存しないという点も考えておかなければなりません。
表面に凹凸などの工夫を、凝らしたマットレス・敷き布団。
カラダの一部分が接触する平面が、多点で支えられているような構造にしておくと、局部的なうっ血などを避けることができるようになります。
マットレス・敷き布団の硬さだけでなく、表面の工夫によって良質なも生まれる。
つまり、体圧分散とは、硬さだけでなく表面の形状が良い眠りを得るために大きなポイント。
もちろん、寝具の素材が重要であることは間違いないのですが、どのような形状にするか?
その加工のしやすさを寝具を届けるメーカーでは、日々、研究して開発がされているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マットレスや敷き布団の寝心地は、このアイテムが一番です!ではなく、自分の寝心地に合っているのが、一番です。
寝返りがうちやすく、ぐっすりと寝たという熟睡感、寝起きもすっきりで、疲れが残っていないのが、理想の睡眠。
毎日、こういった理想の睡眠を得たいものです。その為には、自分に合った寝具選びが、大切ですね。