通常のベッドは、ベッド専用のスプリングマットレスを使用して、眠られていると思います。
しかし、様々な事情で、ベッドに、敷き布団を、敷いて使いたい方も多いはず。
そこで、布団が使えるベッドのメリットとデメリット。
また、ベッドと布団どっちが、一人暮らしにおすすめなのか?
布団が使えるベッドは、高齢者おすすめ、ベッドから布団落ちる防止、さらに、布団が使えるベッドおすすめもご紹介します。
布団が使えるベッドとは
布団が使えるベッドとは、ベッドの床板が、一般的なベッドよりも、頑丈な造りで、設計されたベッドです。
フロアベッドの場合は、床板が、強化床板仕様であったり、すのこベッドの場合は、天然木の頑丈なすのこ仕様になります。
ベッドの中では、「ベッド専用のスプリングマットレスをご使用下さい」と注意事項として、表記されているのもあります。
その注意書きに気がつかなかったり、知っていたけれども、大丈夫だと、敷き布団を敷いて寝ていたとします。
厚みがあり、スプリング入りのマットレスと比べると、敷き布団は、薄いので、全体重が、すのこに、のしかかります。
遅かれ早かれ、すのこ等に、不具合が生じることがあります。
ベッド専用のマットレスを使用することで、すのこに、荷重がかかりにくく、体圧も分散してくれるのです。
しかし、「頑丈設計だから安心!」と過信して、ベッドで、万年床状態だと、布団に湿気がこもり。
ベッドの下へと下りて行き、ホコリが、加われば、カビ・ダニ発生の原因に。
また、頑丈設計のベッドであっても、ベッドフレーム自体の品質も損なわれしまい、より長く使えるものが、寿命を全うできなくなる事も。
布団は、できるだけ天日に干して、部屋の換気、ベッドベッド周り、ベッド下に、ホコリが溜まらないように、掃除しましょう。
布団が使えるベッドのメリット・デメリット
布団が使えるベッドのメリット5つ!
布団が使えるベッドのメリット
- 今、使っている布団が使える
- しっかりな寝心地の布団が好き
- 衛生的!布団は干しやすいから
- マットレスが、身体に合わない
- 高齢でベッドを使うことになって
今、使っている布団が使える
ライフスタイルの変化で、例えば、実家で、畳に布団を敷いて寝ていた方が、進学・就職・転勤などで、引越し。
引越し先の部屋が、フローリングの洋室の場合だと、ベッド購入を検討される方もい多いと思います。
でも、実家で、使用していた布団、せっかくあるのに、使いたい気持ちもあるし、できるだけ出費を抑えたい気持ちもある。
また、引越した本人は、ベッドを購入しようと検討中。
でも、初めての一人暮らしで、お子さんのためにと、親御さんが、新しい布団セットを、買っていたという事例もあります。
このような場合に、布団が使えるベッドなら、今、手持ちの布団、また、親御さんなどが、新たに買ってくれた布団が、無駄にならずに、使用できます。
しっかりな寝心地の布団が好き
畳に、布団を敷いて、寝て暮らしてきた方は、フカフカしたマットレスよりも、しっかりとした寝心地の布団を好む方も多い。
マットレスとは真逆の、いわゆる、せんべい布団が、好きな方もいます。
意外ですが、腰痛改善に、せんべい布団が、良いらしいです。
このような方には、布団が使えるベッドだと、せんべい布団でも敷いて、寝ることができます。
また、ベッドへの憧れは、あるけど、「もし、マットレスが、合わなかったら」と諦めている方も、布団が使えるベッドだと、今まで使っていた寝具類は変わりなく、ベッドが楽しめます。
マットレスが、身体に合わない
マットレス特有の弾力が、どうも身体に合わない方もいらしゃいます。
特に、沈み込むような柔らかめのマットレスは、合わないと思います。
マットレスでも、敷き布団でも、やわらか過ぎて、身体が、沈み込む姿勢が続くと、身体の一番、重たいところ=腰からお尻にかけてに、余計な荷重が、かかって、腰痛になってしまうケースも。
「マットレスが、身体に合わないから」と、ベッドを諦めなくても、布団が使えるベッドなら、普段通りの布団の寝心地で、眠れます。
布団は干しやすいので衛生的
マットレスは、「今日は、天気が良いから!」と、布団のように、気軽に干せません。
布団干しも、家族が多ければ、重労働になります。
マットレスは、無理をすれば、一人でも、干せるかもしれません。
が、しかし、特に、腰痛気味の方は、くれぐれも、止めておいてください、えらいことになります。
定期的なマットレスのメンテナンスは、大人の方、二人以上であくまでも目安ですが、1~3ヶ月に1、2度。
布団干しと比較すると、大がかりなイメージが否めません。
定期的なマットレスのメンテナンスの方が、回数的には、楽。
ですが、布団は、いつでも(お天気良ければ)、手軽に、天日干しができます。
汗などが湿気とした寝具類は、目には見えませんが、汚れています。
また、カビ・ダニ発生の原因になることも。手軽に天日干しができる布団は、衛生面では、フットワークいい、寝具と言えます。
布団が使えるベッドのデメリット
布団が使えるベッドのデメリットは、3つ!
- ベッド価格が、やや割高!
- ベッドは、固定で動かせない
- 柔かい寝心地が好みの方は不向き
ベッド価格が、やや割高!
マットレスを使用する一般的なすのこベッドと比較すると、布団が使えるベッドの価格は、やや割高になります。
例えば、カントリー調・天然木パイン材すのこベッドのマットレス用すのこ(フレームのみ)で、16,779円(税込)
布団用すのこ(フレームのみ)では、約1,500円ほど、高くなっています。
でも、マットレス用すのこベッドでは、手持ちのマットレスがあるのならいいですが、フレームとは、別に、マットレスを購入しないといけません。
やや割高でも、手持ちの布団があれば、使えます。
また、ベッドの醍醐味のマットレスの寝心地も知りたいのなら、マットレス購入して、使えます。
どちらか選べるのなら、割高ですが、マットレスは、もちろん、使用できる布団用すのこベッドを買っておいた方が、頑丈だし、マットレスへの移行もできます。
ベッドは、固定で動かせない
布団は、干したり、畳んでしまったり、移動させたりと、何かと自由がききます。
布団が使えるベッドといってもベッドは、ベッド。
ベッドを配置したスペースは、占領しますし、動かすことも、めったにないので、部屋の広さは、ベッドの面積分、狭くなります。
天気がいいので、布団を干しても、ベッドはそのまんま。
柔かい寝心地が好みの方は不向き
畳に、布団を敷くのが、ベッドの床板に布団を敷くことになるので、マットレスの柔らかめの寝心地は、望めません。
柔らかめの寝心地が好みの方は、布団が使えるベッドに敷き布団は、不向きかと思います。
でも、畳に、布団で寝ている方も、敷き布団の下には、ウレタンの三つ折りマットレスなど敷かれていると思います。
ベッド床板に、直に、敷き布団では、身体が痛いと感じる方もいると思いますが、せんべい布団派の方には、硬めの寝心地の方が、寝やすい方もいます。
ベッドと布団どっちが一人暮らしにおすすめ?
「ベッドと、布団、どっちがおすすめ?」
これから、一人暮らしをはじめる方、すでに、一人暮らしの方の中でも、気になっていると思います。
一人暮らしで、ベッドが向いている方
- 朝晩、布団の上げ下ろしが面倒
- 布団からの起き上がりが、辛い
- ハウスダストのアレルギー体質
一人暮らしで、ベッドが、向いている方は、上記のようなタイプの方になります。
確かに、布団は、起床後に、畳んで押し入れに、夜には、布団を敷く作業が、(万年床以外)必要となります。
一人暮らしで、学校、仕事に出かける方にとっては、朝は、食事、身支度にと、分刻みで、やることが一杯。特に、女性は、メイクタイムも。
ベッドならば、朝は、少し、掛け布団や枕などを、整えるだけで済み、夜には、ベッドに入るだけで、ベッドは、楽々です。
布団からの起き上がりが、辛い方には、ベッドが向いています。
中高年から高齢者にかけて、布団からの起き上がりが、辛くなる方もいます。
でも、全く、辛くない方もいます。これもまた、人それぞれだと思います。年齢を重ねていくことは、当たり前のこと。
その年代、年代で、できるだけ、ケアできることが、あれば、取り入れて快適に過ごしていいと思います。
次に、ハウスダストのアレルギー体質の方には、ベッドがおすすめです。
その場合のベッド選びは、ベッドの高さ30cm以上のベッド。
畳や床から30cmまでの高さで、ホコリが舞っていると言われており、床や畳に、布団を敷いて寝ている場合、床から30cmの高さの位置は、ちょうど顔になります。
一番、ホコリが舞ってるところで、鼻や口呼吸していることになるのです。
一人暮らしで、布団が向いている方
- 部屋のフリースペースを確保
- 寝相が悪くベッド転落が心配
- 寝具をいつも清潔に保ちたい
一人暮らしで、布団が向いている方は、上記のようなタイプの方になります。
一人暮らしの部屋を、できるだけ広く使いたい。
ベッドだとベッドの面積分は、部屋が狭くなるので、布団が向いています。
次に、寝相が悪く、ベッドだと落ちてしまうのでは?
と心配な方は、床・畳に近い布団が、向いています。
また、敷き布団、掛け布団、枕カバーなどのリネン類は、清潔にしておきたい。
さらに、布団でも丸洗いできるのもあり、寝具をいつも清潔に保ちたい方は、布団がおすすめです。
高齢者おすすめ、布団が使えるベッド
畳に、布団で寝ていた高齢の方が、起き上がりが、つらくなって、ベッド購入を検討されたり、ベッドへ移行される方も多いのです。
布団だと、手や腕にグッと力を入れて、上体を起す時に、関節に、痛みが生じたり、筋肉量が減っているので、起き上がるのも大変。
朝、何気に起きているつもりでも、手や腕はもちろんですが、全身の使って起きていたことに、起き上がりが大変になって、気がつくのです。
ベッドだと、起きて、身体の向きを変え、先に足を下ろすので、一旦、腰かけることになります。
ベッドならこれができるので、つらい起き上がりから解放。
「じゃあ、早速!」とおじいさん、おばあさんに、ベッドをプレゼント。
親御さん思いで、良いことだと思いますが、人それぞれで、ベッドが合う、合わないがあります。
特に、長年、畳に布団で、寝ていた方の中には、フカフカしたマットレスが、身体に合わない方もおられます。
そんな高齢者におすすめは、布団が使えるベッド。
さらに、畳に慣れ親しんだ高齢者の方には、畳ベッドが、おすすめです。
基本的には、畳ベッドは、布団を敷いて寝ます。
また、洋室で、布団がしまえない場合は、畳下に、収納付きの畳ベッドも多く、そこにしまえるのもあります。
布団をしまうと、小上がりとして、腰かけてもいいし、座布団で座ってもいいし、くつろぎのスペースになります。
ベッドから布団落ちる防止
布団が使用できるベッドで、ベッドに敷いた布団が、ズレ落ちるのは、なんとも気持ちのいいものではないですよね。
ベッドは、高さがある分、重たい掛け布団が、ズレ落ちてしまったり。
又、ひと晩に、人は寝返りを、5回から20回程度(個人差があります)、打っていると言われており、下の敷き布団も動くんだと思います。
その布団のズレを防止するには、ベッドガードの取り付けがおすすめ。
高齢の方には、手すり代わりにもなって便利です。
布団が使えるベッドおすすめ10選!
布団が使えるベッドにさまざまあります。
そこで、布団が使えるすのこベッド、布団が使えて、室内で布団が干せるすのこベッド。
畳ベッドで布団が収納できるベッド、布団が使えるフロアベッドをご紹介します。
布団が使えるすのこベッドおすすめ
布団・マットレスにこもった湿気を逃がしてくれるすのこベッド。
一般的には、スプリングマットレス使用でないと、すのこに、荷重がかかり過ぎるのでNG。
でも、頑丈すのこ仕様は、通気性がありながらも、布団でも大丈夫なたくましい、すのこベッドです。
頑丈すのこベッドのイシュルト
カントリー調 天然木すのこベッド『Ecru』エクル
棚コンセント付き高さ調節すのこベッド
すのこベッドのモーゲント
布団が干せるすのこベッドおすすめ
布団が使えるベッドで、さらに、室内で、布団が干せるベッド。雨風、花粉、PM2,5など、布団が外に干せない時に大活躍です。
頑丈すのこベッドのロングフォルス
布団が干せる 国産すのこ連結ベッド【Mariana】マリアーナ
畳ベッドで布団が収納おすすめ
畳ベッドの畳の下に、布団が収納できます!
洋室が多く、布団のしまい場所に困る?って時に、畳下に、しまえます。
布団が収納できる畳ベッド
畳ベッド収納【月花】ツキハナ
布団が使えるローベッド
フロアタイプのローベッドで頑丈すのこ床板、湿気は逃がし、荷重もしっかり支えてくれる強化床板仕様です。
棚コンセントLEDライト付モダンローベッド
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マットレスは、もちろん、布団が使えるなら、フレームのみの購入だけで済みます。ベッドの出費を抑えたい方には、最適。
また、布団が使えるベッドですが、厚みのあるマットレスで、かなり寝心地がよくなります。
スプリングマットレスは、ベッドでの寝心地の醍醐味が味わえますので、縁がありましたらお試し下さい。