「ベッド いらない!」「ベッドのない暮らし」などなど・・・。
確かに、こういった意見もあり、実践されている方もいます。
それに、ワンルーム・1Kといった狭い和室の場合には、押入れという収納スペースがあるから、布団が使えます。
物が、溢れ返っているこの時代。
物をできるだけ持たず、シンプルな生活をおくるミニマリストという方々も増えています。
“ミニマリスト ベッド 捨てる”などのワードで、ベッドを捨ててからの変化を綴る方。
また、ミニマリストだからと言って、「ベッドをなくして快適でなければ、無理になくすこともない。」などの意見もあります。
そこで、ベッドのある暮らし、まだまだ、捨てたもんではない!ということで、ベッドのメリット・デメリットについて。
それで、自分に合うベッドをみつける、羅針盤にしてみて下さい。
ベッドのメリット
- 朝晩の寝具の片づけが楽々♪
- ベッドなら横にすぐなれる
- マットレスで、寝心地がいい
- 床・畳のホコリを吸いこまない
- 起き上がりが、ラクラク
- 好みのデザインが楽しめる
- ベッドの特徴・機能で便利
- ソファ代わりとして使える
- 用途に応じたベッドがある
朝晩の寝具の片づけが楽々♪
布団ならば、朝・晩の布団の片づけがあり、大変!
一人暮らしで、朝寝坊してしまったら、布団そのままで、出かけることもあるでしょう。
家族なら、ご主人や子供さんが、手伝ってくれる時もあるでしょう。
でも、そうでない時には、お母さんが、家族の人数分の布団を畳んで、押入れにしまうことに。
また、夜には、押入れから布団を出して、敷いて寝る用意をしないといけません。
その点、ベッドならば、寝具の片づけと言っても、枕や掛け布団などを整えるだけで、楽々です。
ベッドなら横にすぐなれる
前述でも触れたように、布団なら押入れから出して、敷いて寝る用意をしないといけません。
風邪など、体調が悪くて、学校や仕事から帰って家に着いても、押入れから布団を出して敷く用意をしないと寝れません。
どんなにしんどくても。家族がいるなら、布団を敷いて寝る用意をしてくれるでしょうが、一人暮らしなどでは、そうはいきません。
その点、ベッドならば、体調が悪いと、帰宅して、すぐに、何もしないで、ベッドに、もぐり込めて、体を休めることができます。
マットレスで、寝心地がいい
ベッドの場合、ベッド専用のスプリングマットレスを使用します。
硬め・柔らかめといった、自分の好みのマットレスを選ぶことができます。
ベッドのスプリングマットレスは、体圧を分散してくれるので、寝心地がいい寝姿勢で、ぐっすりと質のいい睡眠がとれ、朝の目覚めも良いのです。
床・畳のホコリを吸いこまない
夜に、寝静まった寝室で、一番、ホコリが舞ってるのは、床から何センチの高さか、ごぞんじでしょうか?
それは、床から30cmまでの高さに、ホコリが、舞っていると言われております。
床に、布団を敷いた場合、床から30cmの高さとは、ちょうど顔の位置。
一番、ホコリが多い高さで、呼吸していることになります。
毎晩、たくさんのホコリを吸い込んでいると、アレルギーの原因となる可能性も。
抵抗力の弱い、小さなお子さんや高齢に方には、特に気をつけてあげて下さい。
ベッドの場合ならは、床から30cm以上の高さがあるベッドが一般的で、寝静まった寝室で、ホコリが少ない高さで、睡眠を取ることができるのです。
起き上がりが、ラクラク
早ければ、40代後半ぐらいからでしょうか?つらいんです、寝床からの起き上がりが・・・。
朝、目覚めて、「よっこらしょ!」と、起き上がる際に、すっと立ち上がれず。
痛みやだるさなどのつらさで、ゆっくりでないと起き上がれないのです。
その原因は、加齢によるものが多く、年齢とともに、筋肉量が減ります。
関節のスムーズさもなくなり、関節・骨に神経がさわり、痛みやだるさを伴うようになるからです
また、もともと、腰痛・腰痛気味、足腰、腕・ひじなどに故障を、抱えている方も、寝床からの起き上がりが、つらい方も多いと思います。
デスクワークの仕事で、あまり動くことが少ない方、いつも運動不足の方、代謝が落ちて肥満気味な方など。
運動嫌いでも、軽いストレッチ、近所でウォーキングなどで、できるだけ、体は動かしましょう。
布団の場合は、かなり低い位置から、手をつき、力を入れて、全身を持ち上げるので、つらいと感じるでしょう。
その点、ベッドの場合は、上体を起し、床に足から下ろすことで、一旦、ベッドに、腰かける状態になります。
そこから、立ち上がる動作になります。
地べたから立ち上がるのと、椅子から立ち上がるのと同じで、布団寝と、比べると、ベッドの方が、起き上がりは、ラクラクと言えますよね。
好みのデザインが楽しめる
ベッドのデザインは、様々あります!
大人のためのモダンデザイン、シンプルモダンインテリアにピッタリの、白と黒モノトーンデザインベッド。
天然木を活かした北欧デザイン、アバカ素材ベッドのアジアンデザイン、畳ベッドなどの和モダンデザイン。
可愛い・エレガントなスチールベッドの姫系デザイン。
レザー素材、または、レザー素材とスチール脚のロースタイルベッドは、高級感・ラグジュアリーデザインに。
また、真逆のシンプルデザイン等、お好みのデザインが楽しめます。
様々なデザインベッドによって、好きなインテリアに統一できたり、反対に、ベッド中心に、好みのインテリアへの統一もできます。
ベッドの特徴・機能で便利
ベッドには、ベッド下全部が、収納スペースや引出しになっているものは、収納スペースにお困りの方。
狭いワンルームなどでの一人暮らしの方には、重宝します。
ベッドの棚(ヘッドボード)付きの場合、コンセント付きも多いので、就寝中にスマホ・携帯などの充電に。
また、寝る前に外したメガネなども置けるので、便利な機能です。
ソファ代わりとして使える
狭い部屋にベッドを置くと、ソファを置くスペースが取れないですが、ベッドがソファ代わりになり、腰かけられます。
また、脚付きマットレスの分割式は、連結のためのマジックテープを外せば、ソファ代わりとして、2台のソファに。
お友だちなど遊びに来た時などに使えます。
用途に応じたベッドがある
部屋が狭いならば、ショート丈・セミシングルにすれば、ベッドが置けます。
子供部屋に、机を2台置くとベッド置き場がない場合、圧迫感のないロータイプの2段ベッドが、悩みを解決してくれます。
親戚・友人がよく泊まりにくるご家庭で、リビングに置いているソファを、ソファベッドにすることで、寝床の用意も簡単で普段は、ソファとして大活躍。
また、急な来客の予備用のベッドなら、折りたたみベッドに、エアーベッド。
ベッドが必要な時に、折りたたみベッドなら、移動も簡単で、広げるだけ。
エアーベッドは、空気を入れると、すぐベッドが出現。
必要ない時には、付属のバッグに入れてしまっておける手軽さ、キャンプなどにも持って行けます。
また、一人暮らしで、ベッドを置くとスペースがなく、くつろげない。
こんな場合には、折りたたみベッドや分割式の脚付きマットレスが便利です。。
寝起き後に、布団を乗せたまま折りたためるベッドなら、ベッド分のスペースが空きます。
脚付きマットレスの分割型なら、半分にして、重ねて隅に置けば、スペースが生まれます。
ベッドのデメリット
- ベッドの面積分、部屋が狭くなる
- 布団のズレ落ちが、気になる
- 移動や模様替え、搬入や搬出が大変
- ベッド脚等で、畳・床を傷つけやすい
- ベッド下の掃除できないベッドもある
- 大きなマットレスで中々干せない
- メリハリがなく、だらしなくなる
ベッドの面積分、部屋が狭くなる
布団は、押入れにしまえば、スペースが空きます。
しかし、ベッドの場合は、部屋に配置することになるので、ベッドの面積分、部屋が狭くなります。
特に、狭いワンルームなどで、一人暮らしの方には、くつろげるスペースと収納スペースが欲しいはず。
くつろぎスペースが欲しい方には、ソファベッド、折りたたみベッドという選択もあります。
収納スペースが欲しいのなら、収納付きベッドです!
頻繁に出し入れするなら、引出し収納付きベッドがおすすめ。
季節の家電・布団、普段使わないスーツケース、ラグ・カーペットの長物など、頻繁に出し入れしないなら、ガス圧跳ね上げ式収納付きベッドがおすすめです。
布団などのズレ落ちが、気になる
ベッドの場合、高さがあるので、掛け布団などが、寝返りなどによって、ズレ落ちて、気になることがあります。
あまりに、気になるようなら、ベッドサイドに取り付けるベッドガードがおすすめ。
布団のズレ防止だけではなく、手すり代わりになり、安心です。
布団ズレ落ち防止!ベッドガード
移動や模様替え、搬入や搬出が大変
布団は、押入れにしまえるので、すぐにスペースが、空けれます。
しかし、ベッドの場合は、配置することになるので、大きなベッドを、移動させたり、模様替えのために動かすことは、簡単ではありません。
また、ベッド引越しの場合には、引っ越し業者が、ベッドを解体して、引越し先で、再び、組み立てしてくれるのかが、問題です。
この返事によっては、自分でベッドを解体して組み立てないといけないからです。
引越し料金として、ベッドのシングルで、五千円から一万円位。
ですが、ベッドの種類、引越し業者のサービスオプションによっては、解体・組み立ての料金が、別に必要になる場合があります。
引越す際には、数社の見積もりを比較して、料金が安いのに越したことはありません。
しかし、引越し内容、料金、サービスのオプション料金など、総合的に検討して、納得できる業者にたのみましょう。
先に、シングルベッドの相場料金の中に、ベッドの解体・組立料金が含まれているのか?
含まれていないのであれば、サービスオプションとして、いくら払うのかなど、きっちりと聞いておきましょう。
引越しの最中に、もめごとに、発展しないように(笑)
折りたたみベッドや分割型の脚付きマットレス(半分にして脚を外せばコンパクトに)なら、梱包して、運んでもらえるかも知れません。
また、マンションの場合はエレベータの有無、一戸建ての場合は、玄関やドアから搬入できるのかも確認。
もし、搬入できない時には、例えば、クレーンを使用して2階からの搬入する時があるとして、引越し業者に、その費用も教えてもらいましょう。
さらに、人気のニトリ・IKEA(イケア)のベッドも対応してくれるか?
購入されている方も多いと思うので、しっかり確認しましょう。
特に、IKEA(イケア)の家具の有無は、引越し業者から聞かれます。
大手の引越し業者であっても、断っている業者も多いのです。
IKEA(イケア)の家具を、引越し業者側で、分解して。
引越し先で、組み立てた場合に、元の形に、組み立てられる補償ができないので、取り扱いが難しいのです。
分解せずに、そのままの形で、引越すと言っても大きなサイズになります!と、このような理由から断れるのです。
「え~!じゃあ、イケアのベッド、どうすればいいの?」
大丈夫です。前もって、引越し業者に相談してみましょう。
あまり、いい返事が返ってこない場合は、事前に、自分で分解して、もう一度、自分自身で、組み立てましょう。
意外に、事前に分解していたら、その分は、運んでもらえたりするかも。
万が一、自分で、再び、組み立てている時に、パーツを壊した場合には、イケアのスペアパーツコーナーでネジや部品などの交換が必要になったものは、対応してくれます。
ベッド脚等で、畳・床を傷つけやすい
人気なロータイプのフロアベッドは、箱型フレームなので、脚の跡が付くことは、ありません。
しかし、脚付きベッドは、フローリング・畳であっても、脚の跡が付きます。
ご自身のお家でも、気になりますが、賃貸物件のアパート・マンションで、フローリングの床に、ベッド脚の跡が、これって負担しないといけないの?
いえいえ、数年、生活していてベットや家具、冷蔵庫などの凹みは、当然、できて当たり前で、管理会社が負担してくれます。
でも「これは、ひど過ぎる!」と誰が見ても、故意にできた、傷や凹みと解るものは、住んでいた人が負担する場合もあります。
家具保護パッド
色んな不動産屋、管理会社があるので、入居前には、心配なことを全部、聞くこと。
また、賃貸物件の場合には、賃貸契約書が、必ずあるはずなので、ちゃんと内容を確認して、気になったことは、すぐ聞いて解決しましょう。
一人暮らしであっても、契約時・退去時には、親・兄弟・親戚・友人など、誰でもいいです。一緒に、話を聞いてくれる人がいると、安心ですし、心強い。
この世の中、嫌な奴もいます!
一人だと、「あの時、言ったじゃないですか?」と、まるで、こちらが、忘れているかのように、言われるかもしれません。
不動産屋、管理会社との話し合いには、入居者の自分含め、大人2人以上で、言った言わないは、水掛け論になる可能性も。
それに費やした時間が、もったいないし、ストレスにもなります。
さらに、心配なら、ここまではしたくないでしょうが、音声データです。
週刊文春みたいですけど(笑) 録音しておきましょう!
ベッド下の掃除できないベッドもある
脚付きベッドでは、ベッド下に、掃除機が入って、掃除できます。
お掃除ロボットも通れるようなら、安心です。
しかし、人気なのが、ロータイプのフロアベッド、ローベッド。
フロアベッドは、箱型フレームなので、脚がないので、ベッド下というと、箱の底ってことになります。
また、ローベッドは、短い脚付きのベッドですが、掃除機の頭が、入るか?
入らないほどの低さになり、フロアベッドとローベッドは、ベッド下の掃除できないベッドと言えます。
でも、大丈夫!
箱型フレームのフロアベッドは、忙しければ、定期的なマットレスメンテナンスの時に、換気。
そして、マットレスを、壁などに立て掛けるか、ベランダがあれば、天日に干して下さい。
その間は、箱型フレームのマットレスの蓋(ふた)を取った状態で、びっくりするかも。
ホコリなどが溜まっていると思います。
箱型フレーム内を、掃除機でホコリなどを吸い取って、きれいにしてあげて下さい。
これは、カビ・ダニ防止の湿気対策になります。
次に、短い脚付きのローベッドは、ベッド下を見たいならフレームをひっくり返さないと、見えません。
そこで、掃除機ではなく、クイックルワイパー。
花王のクイックルワイパーは、掃除機が入りにくい、わずか3cm のすき間にも届きます(花王調べ)
フロアベッドと同じく、ローベッドも、換気して、定期的なマットレスメンテナンスも!
マットレスを、壁などに立て掛けるか、ベランダがあれば、天日に、干して下さい。
マットレスがない状態なので、すのこの間からベッド下が、観察できるでしょう。
やはり、ホコリなど、溜まっているでしょう。
まずは、ウェットタイプのシートをセットして、ベッド下のホコリなどをふき取ります。
次に、ドライタイプのシートで、ウェットシートの水気が残らないように、乾拭きします。
これで、ベッド下の掃除できない、フロアベッドもローベッドもキレイをキープするとともに、湿気対策にもなっています。
ホコリの溜まりやすいベッド下も心配ですが、ベッド周りも、寝具等でホコリっぽいので、寝室の中も、しっかりと掃除機をかけて下さい。
大きなマットレスで中々干せない
布団は、お天気が良ければ、毎日でも、干すことができます。
シングル用のマットレスなら、一人でも、壁やフレームに、立て掛けて、室内・ベランダに干せます。
ですが、毎日、マットレスは、中々、干せません。
特に、一人暮らしで、毎日、勉強・バイト、仕事で、忙しいと、マットレスのメンテナンスは、休日に。
でも、休日であっても、予定が入っていたり、「休みには、マットレス干すぞ!」と、意気込んでいたのに・・・。
「雨が降ってる・・・湿気バリバリ、マットレス干せましぇ~ん」ってことも。
また、大型サイズのクイーン、キングサイズのマットレスは、一人では、大きいし、重いし・・・干すには、大変(汗)
さらに、家族向きの連結ベッドも、2サイズのマットレスの組み合わせ。
2つのマットレスを、定期的にでも、毎回、お母さんが一人で、立て掛けたり、ベランダに干すのは、かなりの重労働です。
「ご主人!お願いします、奥さんを手伝ってあげて下さい!!」
大人2人で、力を合わせて、寝室の換気しながら、マットレスを立てかけて、風を通してあげて下さい。
お天気が良ければ、ベランダで、天日干し。
その間に、ベッド下・ベッド周りにも、掃除機をかけたり。
棚(ヘッドボード)・フレームにもホコリや目立つ汚れがあれば、水拭き(硬く絞った雑巾など)で、きれいに取れます。
簡単!フレームとマットレスの風通し
忙しくても、これなら、毎日できます。
マットレスを、少し、持ち上げて、ベッドフレームから、ズラすのです。
これなら、どんなに忙しくても大丈夫!
マットレスによって、ベッド下に、風が通らず、湿気がこもるので、塞き止めているマットレスを、少し、動かすこと。
これだけでも、フレームとマットレスに、風を通してあげていることになります。
メリハリがなく、だらしなくなる
布団は、朝に起きて、布団を押入れにしまいます。
夜になると、寝るために、押入れから布団を出して敷きます。
この朝・晩の作業で、メリハリのある生活が送れるのです。
朝、押入れに布団をしまって、さあ、次はと活動的に。
夜は、布団を敷くと、寝る準備となり、おやすみモードに。
その点、朝・晩のベッドの寝具類は、片づけは、ほとんどなく、楽々♪
ベッドは、いつでも、寝室にあるもので、すぐにベッドに横になれるし、ベッドの上でゴロゴロもできるし、ダラダラとスマホチェックもやり放題。
朝と晩、平日と休日も、ベッドだと、メリハリが、全くなく、だらしなくなってしまうこともあるのでは?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もちろん、布団にもメリット・デメリットもあります。
ご紹介したベッドのメリット・デメリットで、自分は、布団派なのか、ベッド派なのか、発見できたのでは?
ベッド派ならば、今度は、自分に合うベッドをみつけて下さいねぇ!