フロアベッド、脚付きベッドどっち?一人暮らしベッド選び方で決める
スマホでも、新機種が出ると欲しくなる心理、解る方も、解らない方もいるでしょう。
ことわざに「隣の芝生は青く見える」聞き覚えがあるのではないでしょうか?
なんでも、他人のものはよく見えるものである。という意味です。
他人のものでなくても、商品アイテムの見た目や謳い文句で、心動かさせることが多々あります。
それが、安くておしゃれなフロアベッドなら?
ココロ動かされたんだけど、今のベッド環境の実用性がなくなる?と思い、ベッド購入を迷っている男性のお悩み。
そこで、フロアベッドのメリットとデメリット、実用性かおしゃれかどちらを選ぶか、一人暮らしベッドの選び方を考えてみたいと思います。
フロアベッドを購入したいけど迷う?【20代・男性】
愛知県在住、23才・男性、会社員、6.5畳のワンルームで、一人暮らしです。
今現在は、脚付きベッドを使っており、特に、その脚付きベッドで、困ったことはありません。
ここ最近、ネットの家具サイトを見ていると、フロアベッドがマットレス付きなのに、価格が安い。
それに、部屋が広く見せられるので「買いたいなあ」って思いはじめてます。
ただ、今の脚付きベッドは、ベッドの横に、小さなサイドテーブルを置いてます。
スマホや時計に、リモコンなどを、ベッドで寝そべりながら、自由に、置いたり取ったりできるんです。
これが、自分には、便利なんです。
でも、ロータイプのフロアベッドにすると、そのサイドテーブルの高さよりも低くなると思うのです。
寝そべりながらの便利さは、無くなってしまいますよね・・・。
その便利さをしのぐ、フロアベッドのメリット、その反対のデメリットが、知りたいんです。
ベッドを新しく購入する気は、あるんですが、正直、脚付きベッドとフロアベッドで、迷っています。
これからの一人暮らしで、フロアベッド、脚付きベッド、どっちがいい?なんでもいいんで、教えて下さい。
フロアベッドのメリットとデメリット
この男性が、ロータイプベッドと言われているのは、床に直置きのフロアベッドだと思います。
それと、今と同様の脚付きベッドどちらかで、迷われているんですね。
今、脚付きベッドとサイドテーブルの快適=実用性がある。でも、フロアベッドは、他のベッドと比較しても安くておしゃれ。
実用性か、おしゃれか、さあ、どちらを選べはいいのか?
懸念されているように、フロアベッドなら、今、お使いのサイドテーブル高さが、どれくらいあるか解りません。
ですが、たぶん40~50cmぐらいで、不揃い感はあると思います。
時計やリモコンを取る際には、上に手を伸ばして使うことになる可能性も。
では、フロアベッドのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
フロアベッドのメリット6つ
- 部屋が広くみえる効果
- スタイリッシュ・モダン
- 低位置なので落ち着く
- リーズナブルな価格
- 布団で寝ていると同じ感覚
- 低さが子供には安全
部屋が広くみえる効果
この男性が、フロアベッドに憧れたのは「部屋が広くみえる効果」です。
ベッドの高さが低いので、自然と目線は、下に下がります。
すると、天井とベッド間に、大きな空間が、生まれ、開放的な印象を与えるためです。
それに高さがないので、部屋に圧迫感を与えず、おしゃれに感じが、大きな魅力。
高さのあるベッドは、狭い部屋だと、圧迫感を与える可能性もあります。。
スタイリッシュ・モダン
フロアベッドのフレームカラーは、シンプルモダンの白又は黒、そして、白黒のバイカラーなどもあり、スタイリッシュ。
また、落ち着きのある茶系、木目調のウォルナットブラウン、ダークブラウンは、モダンな雰囲気を漂わせます。
おしゃれなロータイプのフロアベッドで、フレームの色合いによっても、インテリアに合わせて選べます。
低位置なので落ち着く
定位置にあるフロアベッドなので、床に近いと安心感があります。
ここ最近では、どこで地震が起こっても不思議ではない。
深い眠りの夜中に、グラッと揺れた時でも、床に近いと不安な気持ち軽くなるでしょう。
また、高所恐怖症とまでは、言えませんが、高いベッドだと、ベッドから転落の不安を持つ方も中にはいます。
リーズナブルな価格
フロアベッドでは、マットレス付きベッドでも、2~3万円台で購入できるのもあり、リーズナブル価格も魅力。
特に、フロアベッドは、他のベッドと比べると、部材が少なく、ネット通販などでは、お客様組立が、ほとんど。
部材にかかるコスト、組立もお客様にお願いすることで、安く提供できるのです。
布団で寝ていると同じ感覚
今まで、畳に布団を敷いて寝ていた方が、進学や社会人になり、一人暮らし部屋が、洋室のワンルーム。
フローリングの洋室ならば、ベッドを使用する方が多いはず。
急に高さのあるベッドで慣れない方もいます。
人生初のベッドでは、布団で寝ていると同じ感覚が良いでしょう。そこで、低い位置にあるフロアベッドがぴったりです。
低さが子供には安全
家族みんなで寝られる連結ファミリーベッドは、フロアベッドが多く、価格帯も安い傾向。
低いフロアベッドが、ベッドからの転落など、乳児・幼児には、安全で安心です。
フロアベッドのデメリット5つ
- 低いので起き上がりにくい
- 湿気が、たまりやすい
- 掃除がしにくくホコリぽい
- 足がひっかかりやすい
- すき間が大人子供に危険
低いので起き上がりにくい
若い方は、起き上がりが、つらいなんて言う方は、いないでしょう。
しかし、中高年~高齢者の方には、低い位置のフロアベッドは、おすすめできません。
中高年で、どうしても低い位置のフロアベッド欲しい方は、自分の体力とじっくり相談して、決めましょう。
なぜかと言うと、中高年~高齢者の方は、筋力や体力も衰えはじめます。
また、腰痛気味や腰痛持ちなどでは、低い位置からの起き上がりが、つらくなる方もいます。
起き上がりには、手首、腕、上体、腰、足など、全身を使って起き上がっているのです。
湿気が、たまりやすい
フロアベッドは、構造上、箱型フレームで、風通しができません。
箱型フレームに、マットレスを落とし込み(埋め込む)ので、就寝中にかいた汗が、布団やマットレスに、湿気としてこもります。
脚付きベッドは、4本脚、又は、6本脚、ベッド下、脚の間に、すき間が、空いている事で、湿気を逃がしてくれます。
特に、すのこベッド、すのこ仕様なら、優れた通気性と言えます。
箱型フレームは、このフロアベッド、ベッド下収納スペースの収納ベッドになります。
湿気が逃がせないので、箱型フレームならば、マットレスとベッドパッドの間に、除湿シートを敷く事をおすすめしてます。
湿気によるカビ発生を回避するため、部屋の換気・掃除で、ベッド下とベッド周りのホコリ除去しましょう。
また、定期的なマットレスメンテナンスなどが、湿気対策になり、快適な睡眠環境をキープできます。
掃除がしにくくホコリぽい
脚付きベッドでは、ベッド下に空きがあり、掃除機もかけやすい。
その点、箱型フレームのフロアベッドでは、落し込むマットレスを箱型フレームから取り出す手間が、かかります。
でも、マットレスを取り出して、フレーム内外に掃除機がかけられ、その間に、壁などにマットレスを立て掛ければ、風通しになります。
コンセントや照明付きの棚付きは、枕元にあって、便利ですが、布団やマットレスの綿ホコリなどで、ホコリっぽいのです。
ホコリは溜め込まずに、たまには、水拭き(水気が残らないように)して、しっかりとホコリ除去する事で、湿気対策になります。
足がひっかかりやすい
低い位置に、フロアベッドのフレームが、あるので、フレーム角に足をひっかけたりしがち。
意外に、コケたり、ケガするのは、部屋内で起こっています。
足を上げて歩いているつもりでも、上がってなく、ちょっとした段差にも引っかかりやすいのです。
また、視力が悪い方など、目の疲れによって、バランスを崩してコケてしまったりもあります。
すき間が大人子供に危険
フロアベッドは、箱型フレームに、マットレスを落し込むので、フレームとマットレスの間に、すき間ができます。
大人の方でも、そのすき間に足を取られて転倒するかもしれません。
また、家族みんなで寝られる連結のファミリーベッドでは、前述通り、フロアベッドが、多い。
ベッドフレームとマットレスの間のすき間は、小さなお子様がいるご家庭では、注意が必要。
小さなお子様の行動は、予測不能。そのすき間に、手や足を挟んでしまい、ねじったり、コケてしまったりする可能性もあります。
すき間が、気になるようならば、薄いタオルなどですき間を埋めて、フラットにしてあげましょう。
実用性か、おしゃれか、どちらを選ぶ?
この湿気の点では、フロアベッドと脚付きベッドなら、脚付きベッドに軍配です!
安くて、おしゃれなフロアベッドが、欲しくなるのも、すごく解ります。
でも、上記であげたデメリットを、特に、一人暮らし。
「定期的なマットレスメンテナンスやケアが、自分でできるのか?」よく考えてから、決断しても遅くはありませえん。
それと、「サイドテーブルが、使えないのでは?」という問題では、同じロータイプでも短い脚付きのローベッドがあります。
ローベッドも低い位置で、部屋が広く見える効果を期待もできます。
さらに、すのこタイプが多いので、湿気対策としてもおすすめです。
一人暮らしベッドの選び方とおすすめベッド
一人暮らしのベッドの選び方では、ワンルームや1Kなどいった狭い部屋で、ベッドの使用になります。
そこで、収納が多い、少ない、お掃除が得意、苦手、睡眠重視、くつろぎ重視でベッドを選び、おすすめしたいと思います。
- モノが多い方
- モノが少ない方
- お掃除がマメな方
- お掃除が苦手な方
- 睡眠重視の方
- くつろぎ重視の方
モノが多い方
ワンルーム、1kの収納スペースは狭く少ない。
でも、モノが多い人には、収納付きベッド(跳ね上げまたは引出し)がおすすめです。
でも、収納付きベッドって、高さがあって、部屋に圧迫感を与えるんじゃ。
と、思われる方には、長さを抑えたショート丈の収納付きベッドがおすすめ。一般的なベッドの長さが195cm前後ですが、ショート丈は、180cm。
このわずかと思われますが、15cmの差で、レイアウトの幅が広がります。
本当に、モノが多くてベッドスペースも、ままならない方には、ソファベッド、折りたたみベッドも使い勝手がいいかも。
でも、寝心地は、マットレスが自分で選べないので、期待はあまりしない方がいいでしょう。
モノが少ない方
モノが少ない方は、モノが多い人に比べて、部屋にベッドを自由にレイアウトできます。
フロアベッド、ローベッドで、広く。また、ロフトベッドも、ベッド下をお好みで(ワークスペース・くつろぎ空間・収納スペース)作れます。
モノが少ない今、近い将来、モノが増えることを考えて、収納付きベッドもいいと思います。
お掃除がマメな方
お掃除がマメな方なら、フロアベッド、ローベッド、収納付きベッド、ロフトベッド、折りたたみベッド、ソファベッド等おすすめします。
湿気対策も、毎休日ごとに、マットレスを立てかけて、フレーム内部の掃除もできるなら。
定期的なマットレスメンテナンスを習慣にすることで、長く使えてコスパもよくなります。
お掃除が苦手な方
お掃除が苦手な方には、やはり湿気が、気になるので、脚付きベッド、脚付きのローベッドがおすすめです。
カビやダニなどの発生には、ホコリと湿度が大きくかかわってきます。
せめて、ベッド下は、空いている方が、湿気を少しでも逃がしてくれ、空いていれば、ベッド下に掃除機がかけられます。
睡眠重視の方
睡眠重視の方には、寝心地=マットレスが左右するので、高品質のマットレス購入がおすすめです。
海外の有名マットレスメーカーのマットレスもおすすめですが、日本人に合った、国産の高品質マットレスもおすすめです。
でも、せっかく、高額の高品質マットレスを購入しても、マットレスのメンテナンスを怠ると、本末転倒。
定期的(例:3ヶ月に一回又は、シーズン毎など)に、マットレスの上と下、マットレスの裏と表をローテーションしましょう。
定期的なマットレスメンテナンスで、風を通すことにもなり、マットレスをより長持ちさせることになります。
マットレスのへたり解消や湿気対策になります。
フランスベッド マルチラススーパースプリングマットレス
くつろぎ重視の方
くつろぎ重視の方には、ロフトベッドがおすすめです。
ベッドというプライベート空間が、上にあって見えないし、大きな特徴であるベッド下を、有効活用できることです。
くつろぎ重視の方なら、ベッド下には、ソファとミニテーブルを置いて、ゆっくりお茶でも空間にしてみてはいかがですか?
漫画やパソコンなどの趣味的なスペースとして楽しむことだって可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この男性への回答は、短い脚付きのローベッドが、おすすめ。
床に、直置きよりも脚分の高さがあるので、今のご使用のサイドテーブルも使えると思います。
ワンルームや1kなどの狭い部屋で、昼間は、学校や仕事で、当然ですが、部屋は閉めっぱなし。
お掃除が、できない日もあるだろうし、一人暮らしのベッド選びでは、日当たり悪く湿気っぽいならば、通気性ベッドになります。
また、近い将来、ライフスタイルの変化なども考えて、ベッドは、慎重に選びましょう。