陽が暮れて、暗くなるのも早くなってくると、秋の夜長。
季節の変わり目は、人の体の変わり目でもあり。
それで、体も「えぇ、この間まで、あんなに暑かったのに、急に涼しくなると、まだ、用意がぁ・・・。」と。
過敏に反応して、体が不調になる方もいます。
季節の変わり目も、ゆるやかであってくれたらいいのにね。
でも、自然の事なので、どうしようもありません。
季節の変わり目など、体が不調な時には、睡眠が大事!
睡眠の質を上げることが、特に必要なんです。そこで、睡眠の質を上げる方法をご紹介します。
睡眠の質を高める!快適な睡眠環境でリラックスし癒され睡眠不足解消
ベッドや布団に入るまでには、眠りへの準備時間。
なので、就寝前まで、テレビやスマホゲーム、仕事や運動は、控えましょう。
運動は、心拍が上がらないストレッチ程度なら大丈夫。
とにかく、頭を休めることなく、交換神経が優位になっていると、寝つけなく無くなるのです。
あたたかな灯りの照明
寝る準備をして、布団やベッドに入ったらリラックスして!
眠りにつくために、あたたかな灯りの電球色の照明を、寝室で使いましょう。
質の高い睡眠をとるためには、真っ暗にして眠る方が良いという実験結果が出ているのです。
しかし、ベッドルームが、真っ暗な場合、不安で、緊張して眠れない人。
一晩中、灯りをつけておかないと眠れないという人もいます。
人それぞれなので、真っ暗にすることで、眠れないのであれば、眠れる照明の使い方で良いと思います。
アロマの香りでリラックス
アロマの香りを、鼻から吸うことで、脳の大脳辺縁系、視床下部、下垂体などへ伝わります。
その中でも、視床下部は、自律神経やホルモンのバランスを司る器官。
なので、アロマの香りが、視床下部に直で、働きかける事で、自律神経のバランスが整い、副交感神経が優位になります。
それによって、体の緊張がやわらぎ、気持ちが落ち着き、心と体ともにリラックスできるのです。
色々なアロマの香りのためのグッズが販売されています。
ですが、実は、もっと簡単な方法で、アロマを楽しめます。
アロマの精油(エッセンシャルオイル)は、必要ですが、入浴時に、湯船に、数滴たらすだけ。
入浴中に、精油の香りをおもいっきり、楽しんで、リラックスできます。
また、寝室の布団やベッドでハンカチやティッシュなどに、数滴をたらして、枕元に置くと、ほのかなアロマの香りがして、心地よく、眠りに入れます。
精油(エッセンシャルオイル)には、効果・効能も様々で、色んな種類があります。
では、睡眠の質を上げるのに、良いリラックス効果の高い精油をご紹介します。
ラベンダー
人気も高く万能なラベンダー。フローラルな香りで、優雅な香りが人気です。
緊張やストレスをやわらげて、気持ちを落ち着かせてくれます。
ベルガモット
オレンジに似ていて、柑橘系のフルーティーな香りのベルガモット。
リラックス&リフレッシュ効果をあわせ持つといわれています。
ネロリ
ビターオレンジの花から抽出されたネロリは、優雅でフローラルな香り。
気分が沈んで不安な時に、このネロリの香りに癒されます。
【アロマ便利グッズ】
◎置き型ディフューザー
電気も火も使わないで使用できるディフューザーは、寝室にも安心して使え、就寝前に、香りを嗅ぐことで、気分が落ち着いて、寝つきが良くなります。
ココドール ローズフラワーリードディフューザー
◎アロマスプレー
薄めた精油(エッセンシャルオイル)が、スプレーに入っているので、寝具や寝室・リビングなどに、吹きかけるだけで、アロマテラピーが楽しめます。
枕やカーテン、空間に、そのまま吹きかけるだけ。眠っている間にも、アロマの香りが脳に届いて、リラックス効果もキープ。
眠りも深くなり、ぐっすりと熟睡できる可能性も高くなります。
アロマスプレー レモングラス
温かくした飲み物
温かくした飲み物は、入眠前には効果的。
温かい飲み物をのむ事で、内臓を温めて、体温の上昇を促進します。
自然な眠気が起きるのは、体温が下がりはじめる時なので、入眠前のリズムを作ってくれ、飲み物は、ノンカフェインのものを選びましょう。
覚醒作用があるカフェインを含む、コーヒー、紅茶、緑茶、栄養ドリンクなどは、入眠・睡眠の妨げになります。
就寝前3~4時間(過敏な人は5~6時間)は、避けましょう。
「お酒は、どう?」
眠れない時に寝酒として飲むと、一時的には、眠りに入りやすくなるアルコールですが、実際に、睡眠が浅くなります。
また、利尿作用があるので、トイレに行く回数が増えて、ぐっすりと眠れない場合もあります。
では、安眠の効果のあるもの飲み物をご紹介します。
カモミールティー
不眠症対策として、昔からヨーロッパで、カモミールティーは、飲まれていました。
カモミールの香りは、心と体とともにリラックスさせてくれます。
カモミールティーの湯気は、鼻づまりの改善させ、睡眠時に、口呼吸になるのを予防。
また、交感神経から副交感神経が優位へと、切り替える時に効果的です。
しょうが湯
しょうがは、体の末端まで温める効果があるので、睡眠の質を高めます。
市販のしょうが湯は、多く砂糖が、配合されているものも多いので、白湯にしょうがパウダーなどを組み合わせてもOKです!
白湯
白湯は、胃腸に負担をかけずに、体を温めることができます。
わざわざ、お湯を沸かすのが手間なら、コップにお水を入れて、レンジでチンで白湯のできあがり。
白湯によって得られる健康効果は季節によって様々ですが、白湯で体を温める「温活」の効果があります。
白湯で温められた内臓は、機能を高めて免疫力もアップ。
内臓を温めての免疫力アップは、非常に重要。
1度の温度上昇で、およそ30%もの免疫力アップが、できると考えられています。
睡眠だけではなく、健康のためにも、白湯での内蔵を温めることが、大事!
朝・晩の白湯のみを、習慣にすることは、おすすめです。
ぐっすり熟睡!そのための睡眠環境を整えよう
照明の灯り・室温で心地いい空間作り
前述通り、部屋の明るさが、不安にならない程に、暗くしましょう。
朝の光との対比があるほど、目が覚めやすくなります。
日本には、春夏秋冬と四季があり、気温差も変化するので、寝室の室温や湿度を、季節に応じて調整しましょう。
寝室が、暑すぎたり、寒すぎたりすると、体温調節がうまくいかない時は、寝つきが悪くなることが多くあります。
心地いい自分に合った寝具を選ぼう!
寝ている間に、人は、汗をかく発汗、温度の変化に、対応できる吸湿性と放湿性の良いものがおすすめです。
また、窮屈なパジャマなどの寝巻きはNG。自分の体型に合ったものを選びましょう。
マットレスや布団は、体のS字カーブ:後頭部から首・胸、胸から腰が、バランスよく、しっかりと、支えられるものが、快眠へと繋がります。
枕の選び方
朝、起きた時に、寝違えたり、首が痛かったり、肩が凝っていたり。
これは、胸の筋肉が張るなど、筋肉の緊張が取れてない時は、枕と頸椎(けいつい)のカーブが、合ってないかもしれません。
自分好みの高さでも、体に合っていないことも多い。
上記のような症状が続く場合は、枕の専門店で、自分の首のカーブの角度を、計測してもらい、自分に、合っているのかを、調べてみましょう。
マットレス・敷き布団の硬さは?
マットレス・敷き布団の硬さが、柔らか過ぎると、腰からお尻にかけての重い部分が、沈み込むことで、腰痛気味、腰痛持ちになる可能性も。
また、硬すぎると骨が当あたって、痛く感じたり、血流が悪くなって、寝つきが悪くなったりする原因にもなります。
実際に、店頭で寝て試したり、短期間のレンタルサービスなどを利用して、とにかく、自分の体に合った適度な硬さを持ったものを選びましょう。
就寝前の習慣により、睡眠の質を高める!
睡眠の質を高められる、就寝前の習慣8つ。「全部は、無理~」
いいんです!できるものからトライして、できるだけ習慣にしていけば、ぐっすり眠れる幸せ、手に入れて下さい。
- 休日の眠り方で、悪循環に!
- 喫煙は、就寝前には、NG!
- 夕食は、就寝3時間前に済ませる
- 朝食は抜かず、タンパク質を夕食で摂取する
- お風呂は、ぬるめでリラックス
- ヒーリング音楽も取り入れよう♪
- スマホアプリなどで睡眠リズムをゲット
- 眠りを誘うには、適度な運動!
休日の眠り方で、悪循環に!
休日には、日々の睡眠を取り返すために、2度~3度寝と、繰り返し、あげくの果てに、夜になっても、眠れなくなる。
これを、繰り返していると夜型化に。
休日の睡眠不足のまま、朝、早く起きないと、さらに、疲れが、抜けにくくなる悪循環になります。
寝たはずなのに、疲れが抜けていない。。。眠気が、取れていないと感じた時は、要注意!
睡眠の質が落ちて、睡眠不足による生活リズムの乱れは、注意力や作業効率の低下を招くことがあります。
また、運動中の怪我や故障の発症リスクともなりえる可能性があります。
喫煙は、就寝前にはNG!
たばこには、カフェインと同様、ニコチンが含まれています。
覚醒作用があり、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりして、疲れが抜けにくくなります。
夕食は、就寝3時間前に済ませる
理想は、就寝時に、消化が終わっていること!
食べて、すぐに寝てしまうと、体が優先するのは消化活動なので、内臓が休まる時間が短くなります。
ちゃんと、睡眠時間を取っていても、浅眠になってしまったり、疲れが取れなかったりします。
帰宅してから、寝るまでの時間が、どうしても短くなりがちな時は、消化の良いものを少量で抑えるようにしましょう。
朝食は抜かず、タンパク質を夕食で摂取する
朝食を摂ることで、体を目覚めさせて、昼間に動くエネルギーになります。
朝食は、できるだけ抜かずに食べましょう。
タンパク質を中心に、夕食を摂取することで、タンパク質が体を修復して、質のいい睡眠に必要なセロトニンになります。
セロトニンの材料となるトリプトファンは、体の中では、作ることができず、食物から摂ることが必要な必須アミノ酸。
トリプトファンを摂取することで、脳内でセロトニンに分解されます。
肉や魚、大豆や卵、乳製品など、必須アミノ酸を多く含む良質なタンパク質を、積極的に摂るようにしましょう。
お風呂は、ぬるめでリラックス
お風呂は、38℃程のぬるめのお湯で、体をじっくり温めて、5~30分ほど、浸かってみましょう。
緊張した心身を、リラックスさせる効果が期待できます。
高温のお湯では、体に、大きな負担がかかります。
熱めのお湯に、長く浸かると、覚醒してしまって、就寝のための体温変化を得にくくなるのでご注意を!
ヒーリング音楽も取り入れよう♪
ヒーリング音楽の中では、副交感神経が優位になる音楽は、リラックス効果が期待できます。
自然の川や海などの水のせせらぎ、クラシック音楽などで、自分の好きなヒーリング音楽を、みつけて試してみましょう♪
スマホアプリなどで睡眠リズムをゲット
ここ最近のスマホアプリの中には、睡眠を助けてくれるアプリが、例えば、寝ている間の状態を記録してくれたり、就寝中の活動計など、多数あります。
眠りの深さに合わせて、起きやすいタイミングで、アラームを鳴らしてくれる機能などで、睡眠リズムをゲットしてみよう。
眠りを誘うには、適度な運動!
昼間に、適度な運動を行なうことで、体もいい感じに疲れ、生活にリズムが生まれます。
自然な眠気から入眠でき、夜中の途中覚醒も、少なくなり、しっかりと熟睡がとれることが多くなります。
しかし、ハリキリ過ぎるて、興奮状態のままで、眠れないようならご注意を。
程よい疲れが残る、自分に合った適度な運動を心がけて、毎日、熟睡を目指しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少しだけ、灯りを暗くして過ごす夜の時間。
その日の疲れが、ス~ッと、取れるような、そんな時間も、大事ですよね。
たまには、アロマの香り付きのキャンドルで、ゆらぐ灯りで、リラックスタイムで休息。
間接照明、ろうそくのキャンドルなどの灯りに、アロマの香り。
ヒーリング音楽で、五感のうち、視覚・嗅覚・聴覚を刺激して、質のいい睡眠をゲットしてみて下さいね!