収納ベッドは湿気対策が肝心!収納ベッド4タイプの特徴と使い勝手
日本の住宅事情で、特に団地やマンションで、欲しいのが、収納スペースですね。
昔ながらの日本家屋では、畳の部屋に、押し入れがあり。
朝、起きて、布団をたたみ押し入れにしまい、夜になると、寝るために、押し入れから布団を出して、敷いて寝ます。
また、押し入れには、季節ものの衣類など収納ケースにしまって、衣替えしたりして、なにかと押し入れは便利。
しかし、住宅事情も、様変わりして、畳に変わってフローリングの部屋の占める割合が多くなっています。
その押し入れの変わりに、クローゼットという収納場所もありますが、押し入れに比べ、奥行きがありません。
ベッドは、部屋の中でも、大きな面積を必要とします。
それなら、その大きなベッドを利用して、収納しちゃおうと、色んなタイプの収納ベッドがあります。
特に、ワンルームにお住まいの方、単身でお住まいの方、お部屋が狭い方。
収納スペースに困っている方には、収納スペースとベッドが一緒になった、収納付きベッドは、一石二鳥です。
収納ベッドの4タイプとは?
収納ベッドには、4タイプがあります。
跳ね上げ式収納付きベッド、床板すのこ収納付きベッド、チェストベッド(Box構造引出し)は、大容量収納ベッドと言えます。
それと、ベッド下に、ベッドフレームを利用した2杯の一般的な引出し収納付きベッドがあります。
- ガス圧跳ね上げ式収納付きベッド
- 床板すのこ収納付きベッド
- チェストベッド(Box構造引出し)
- 一般的な引出し収納付きベッド
ガス圧跳ね上げ式収納ベッドの特徴と使い勝手
跳ね上げ式収納付きベッドは、ベッド下全部一面が、収納スペースです。
車のハッチバックに使用されているガス圧シリンダーを利用しているので、ガス圧式と商品名に、記載されています。
このガス圧ダンパーのお蔭で、女性の力でも簡単に、開け閉めがラクラクなのです。
ベッド下が全部が、収納スペースなので、大容量収納ベッド。
跳ね上げ式収納ベッドの扉の開閉は、部屋のレイアウトに合せて、縦開き・横開きのどちらかが選べます。
また、収納する量によって、ベッドの深さが3タイプから選べるものがあります。
扉を開けると、収納スペース全面が見渡せるので、探すことなく、すぐに、みつけられるメリットがあります。
収納量により、深さが選べるということは、ベッドの高さが高くなるので、圧迫感が出やすいというデメリットもあります。
しかし、薄型のマットレスがセットになっているものも、多いので、若干、高さが抑えられることもできます。
収納するものは、頻繁に出し入れするものではなく、季節ものの家電に、寝具、ラグやカーペットの長物。
普段に使用しないスーツケース、趣味のゴルフバッグ、釣り具、備蓄品の水や食料などの収納が、おすすめです。
跳ね上げ式収納付きベッドは、一般的な引出し2杯の引出し収納ベッドと、比較すると、収納力なら10倍以上になります。
また、跳ね上げ式の扉は、スライド式なので、狭い部屋でもレイアウトに困らないような仕様。
さらに、ヘッドボードは、薄型のスリムタイプか、ヘッドレスのものも多いです。
一人暮らしをはじめる方、すでに狭いワンルームで、一人暮らし。
さらに、収納スペースを確保したい方。また、ファミリー層にも(モノが一番多い時期)おすすめです。
ガス圧跳ね上げ式収納ベッドの場合には、お客様組立の通常配送と、組立設置配送サービス(有料)があります。
スタッフ2名で、配送・開梱・組立・設置して、梱包の不要のダンボールなどのゴミも持ち帰ってくれます。
跳ね上げ式収納ベッドマットレス付き
床板すのこ収納付きベッドの特徴と使い勝手
すのこ収納付きベッドは、ガス圧・跳ね上げ式の開閉ではなく、床板が、シンプルなすのこ仕様。
扉というよりも蓋(ふた)という感じで、力を入れずに開け閉めできます。
ガス圧跳ね上げ式収納ベッドの扉が、すのこの床板に変わっただけで、収納量によって、深さも選べ、大容量収納ベッドです。
ガス圧跳ね上げ式収納ベッドと、すのこ収納付きベッドを比べると、収納付きベッドに心配な湿気を、床板すのこ仕様が、逃がしてくれます。
ガス圧跳ね上げ式が、デジタルなら、すのこ収納付きベッドは、アナログという感じでしょうか。
すのこの蓋を開けて、ものを散り出す!
そんな単純な簡単さで、この方が、しっくりとくる方もいると思います。
すのこ収納付きベッドも、ガス圧跳ね上げ式と同じように、頻繁に出し入れしないもの、季節ものなど。
それに、押入れ代わりとして、羽根布団などの寝具類を、収納するのにも最適です。
大容量収納ベッドのすのこ収納付きベッドにも、薄型マットレスセットもあり、組立設置配送サービス(有料)もあります。
収納ベッドすのこ【Open Storage】オープンストレージ
チェストベッド[Box構造引出し]の特徴と使い勝手
チェストベッドは、高品質のBox構造の引出し収納付きベッドのことです。
ベッドとは別に、独立した引出し(高品質Box構造)部分を作り、ベッドフレームに、はめ込むタイプ。
高品質Box構造の引出しは、チェストベッドの種類によって違いがあるかもしれません。
ですが、ほとんど、浅型の引出しと深型の引出しで、成り立っています。
※Box構造とは、引出し部分が、しっかりと四方が、板で囲われている造り。
なので、引出し部分に、ホコリが入りにくい仕様で、安心して長くお使いいただけます。
Box構造の引出し部分は、完成品でのお届け、引出し部分を、はめ込むだけなので、お客様組立でも簡単。
組立が苦手な方には、組立設置配送サービス(有料)もあります。
さらに、一般的な引出し収納付きベッドの引出しは、ベッドのフレームを利用して、引出しを作るので、フレーム分狭くなります。
しかし、高品質Box構造引出しは、ベッドフレームは不要で、独立して、引出し部分だけを、作っています。
それにより、収納容量がアップして、たくさん収納することが可能になります。
また、引出し部分の反対側は、フリースペースで、ラグ・カーペットなどの長物。
普段、使わないトランクやスーツケース、趣味のゴルフバッグ、季節ものの家電などが、収納できます。
チェストベッドは、頻繁に出し入れする衣服・下着に、置き場所に困るバッグ類。
雑誌・文庫本・マンガ本、CD・DVDなども収納しやすく、取り出しやすい引出しで、大容量収納ベッドと言えます。
家具や家電などは、使い方によっても、寿命は変わってきます。
長年、使い込んでいくと、フレームは、ほとんど木ですから、きしんだりして、引出しが、開けづらくなることもあります。
高品質Box構造の引出しには、スライドレール付き、キャスター付きで、大量に入っている引出しでも、引出しやすい工夫がされています。
とにかくモノが多くて収納スペースが欲しい方、小中高のお子さんでも、学校や部活などで、モノが多い時期などには、頑丈設計の引出しがあって、重宝します。
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一般的な引出し収納付きベッドの特徴と使い勝手
一般的な引出し収納付きベッドとは、ベッドのフレームを利用して、引出しを作った引出し収納付きベッドです。
ほとんどが、ベッド下に、2杯の引出し付きです。
頻繁に出し入れする下着やトップス、バスタオル・タオル類、シーツ・ベッドカバーなどのリネン類などがしまえます。
チェストベッドの高品質Box構造引出しと比べると、収納量は、かなり少ない。
ですが、普段に、出し入れする身の周りのものを収納するのに良いでしょう。
また、引出しの反対側も、チェストベッドと同じく、フリースペース。
ラグ・カーペットなどの長物を入れておくこともできるものもあります。
フレームを利用して、引出しを作っているので、ベッドの高さは、そのままで。
チェストベッドと比べると、圧迫感は、かなり抑えられています。
大きな魅力は、跳ね上げ式収納ベッドやチェストベッドの半分の価格で、手に入ることです!
しかし、ほとんどのベッドも、ずっと使い続けることで、消耗します。
ですが、ベッドのフレームを利用した収納付きベッドの場合、不具合が出る可能性も。
というのも、毎晩、体を受け止める木製のベッドフレームなので、寝るだけではなく、よく腰かけたりもします。
こういう動作が、日々、重なる事で、ベッドフレーム自体が、しなったり、たわんだりすることも・・・。
すると、引出しが、ひっかかって、引き出しづらくなったりすることもありえるからです。
それを回避するために、スライドレールやキャスターを、付けている一般的な引出し収納付きベッドも販売されています。
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チェストベッドと引出し収納ベッド、どう違うの?
チェストベッドと、一般的な引出し収納付きベッドを、前述の説明で、解っていただいたと思います。
「引出し収納ベッドとチェストベッド、どう違うの?」と、疑問に思うの方も、多いでしょう?
混同してしまうのも解ります。
チェストベッドというよりも、引出し収納付きベッドと言った方が解りやすい。
メーカーごとに、お客様に、伝わりやすいであろう、商品名をつけているのです。
引出し収納付きベッドと書かれていても、商品素材や説明を、見たり読むと、チェストベッドで、あったりすることも多いです。
違いはと聞かれると?
- 一般的な引出し収納ベッドは、チェストベッドの半分の価格帯
- 一般的な収納付きベッドの収納量の倍は、収納できるチェストベッド
- 一般的な収納付きベッドよりもチェストベッドの方が、耐久性が高い
などです。
収納ベッドは、湿気対策が肝心!
すのこ収納付きベッドは、床板がすのこ仕様で、通気性があります。
収納付きベッドのほとんどが、箱型フレームで、ホコリも入らない構造。
ですが、湿気がこもりやすく、逃げ道がないといったデメリットがあります。
例えば、ワンルームで一人暮らし。仕事が忙しく、ベッド・マットレスのメンテナンスも怠り、数ヶ月が経ち。
旅行に使うスーツケースを取り出そうと、マットレスをめくると・・・。
マットレスの裏と、ベッドの床板に、黒いカビがビッシリ、「キャ~~~!」ってこともありえるのです。
部屋の環境(日当たりが悪い・水はけが悪いなど)
生活習慣(あまり換気しない・掃除機も見える範囲など)色んな条件が重なり、最悪の事態になる可能性も。
極端な事例ですが、せっかく、ベッド+収納スペースが、同時に手に入った、新しいベッドですから、気持ちよく使いたいですよね。
そこで、湿気対策として、押し入れやタンスのように、除湿マットや除湿剤などを、できれば、収納スペースに入れておきましょう。
また、ベッドパッドとマットレスの間に、除湿シートを敷く。
ベッドパッド、敷きパッド、ボックスシーツなどは、厚めのものを使用して、寝ている間にかいた汗を、塞き止めましょう。
さらに、ベッドのメンテナンスとして、定期的なマットレスローテーション(マットレスの前と後、裏と表などをローテーションすることで、より長持ちします)も行いましょう。
普段には、お天気のいい日には、窓や寝室のドアを開けて換気して、収納スペース・引出しなども開放して、風を通してあげましょう。
また、ホコリが入りにく仕様が多い、収納付きベッドですが、数ヶ月経って、収納スペースを開けると、ホコリっぽいこともあります。
できれば、収納スペース、引出し内に、ホコリっぽいようであれば、フレーム内・引出し内も、掃除機などでホコリを取り除きましょう。
ベッド周りは、ホコリっぽい。
普段から掃除機をかけ、ヘッドボード、ベッドフレーム、サイドテーブル、間接照明などにも、ホコリが溜まりやすいので、サッと、水拭き(硬く絞った雑巾等)。
そして、水気が残らないように、完全に乾かしてあげて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
収納付きベッドの中には、ファミリー向きの大型サイズで、ベッド下の収納は、Box構造の引出し。
さらに、床面が通気性のいいすのこ仕様で、寝室内で布団が干せる!強者ベッドもあります。
収納付きベッドの良いとこどりして、デメリット部分をカバーできるようなベッドも、これから、どんどんと増えていくように思います。