著作者:ai3310X
早く寝すぎるのもつらいもの・・・。「え、早寝・早起きって理想じゃないの?」
ですが、高齢者にとっては、寝る時間ではないのに、睡魔が襲ってきて、まだ、起きていたいのに、眠ってしまう。
すると、今度は、朝早くに、布団の中で目が覚めて、家族が起きる時間まで、布団の中で耐える生活。
そこで、高齢者の方々の早く目が覚める対策を考えてみたいと思います。
おじいちゃん、早く目が覚めるの何とかしてあげたい!
神奈川県在住55才・女性、主婦のKさんのご家族は、ご主人、高校生の娘さん。
そして、78才の高齢のご自分のお父さん=おじいちゃんと同居されています。
おじいちゃんは、午後9時前には、布団に潜り込みます。
一眠りしたと思ったら、午前3時を過ぎると、お布団の中で、もぞもぞ、6時前に起きだします。
娘さんのKさんが、おじいちゃんに聞いてみると、すでに、夕方から眠気を感じていると言います。
おじいちゃん本人は、何とかして、もう少し遅くまで、起きていたいと思うのですが、睡魔が襲ってきて耐えられません。
もっと、家族との団らんを楽しんだり。
たまには、友人と夜に会ったりしたいのですが、この眠気のために、それもままならないのです。
また、一旦、目が覚めてしまうと、今度は眠れなくなるのです。
毎日、夜明け前に、目が覚めるので、家族のみんなが活動を始めるまでの2~3時間は、孤独を感じているようです。
家族も娘の私も、おじいちゃんの朝、早く目が覚めるのを、何とかしてあげたいんですが、どうすればいいのでしょうか?
高齢者、早く目が覚める対策!眠れる習慣を身につけてぐっすり眠れる
当事者のおじいちゃん本人が、一番つらいだろうし、周りのご家族も心配ですよね。
高齢者は、昼間、起き続ける力も、夜、眠り続ける力も、弱くなる傾向があります。
早く床につき、結果として早く目覚めるようになります。
また、昼間の運動量が少なくなると、外での太陽の光を浴びる時間も減少。
すると、昼と夜の境目がつきにくい状態にあります。
その上、睡眠の時間帯が、前進することもあり、早寝・早起きだとお布団の中で過ごす時間は、長くなり、熟睡している時間は短くなりがち。
眠りの効率が悪く、途中で目が覚めやすくなります。
昼間は、覚醒度が低いので、居眠りが増えます。
そこで、高齢者の早く目が覚めるのを改善できる、習慣3つを身に付けましょう。
- 午後の昼寝を、習慣に!
- 午後5時頃に体を動かす
- 夕方近くに、出かけてみる
午後の昼寝を、習慣に!
早く、目覚め過ぎるのを避けたいなら、午後の昼寝を、習慣にしてみましょう。
昼寝は、昼食後、午後3時頃までにとります。
昼寝の時間は、一般成人だと20分以内ですが、高齢者は30分以内を目安に。
しかし、午後5時頃は、魔の時間帯、この頃に、眠ってしまうと夜間の睡眠の質が低下します。
昼寝ポイントは、昼食後、午後3時ぐらいまでに30分を目安に行いましょう。
午後5時頃に、体を動かす
午後5時頃の時間帯に、簡単な体操が、おすすめ。
体操は、なるべく椅子に座った状態で、ストレッチなどを行いましょう。
高齢の方なので、そんなに激しい運動は、NG。
ひとつの動作を、ゆっくりと行ってみて下さい。
そして、午後5時頃には、寝ないこと!
この時間には、軽い体操や散歩、おしゃべりなどを習慣化してみましょう。
夕方近くに、出かけてみる
夕方近くに、散歩したり、誰かと会っておしゃべりを楽しんだりするのも、昼と夜のメリハリを高めます。
早朝に、長時間、太陽光を浴びすぎるのは早寝につながることがあります。
例えば、朝早くに目が覚めて、屋外で庭いじりなどをする場合には、帽子などで、太陽光をさえぎりましょう。
午後から夕方にかけては、屋外に、出て散歩・お買い物・おしゃべりなど、活動のピークを2回作ることがおすすめです。
毎日、夕方ぐらいに、買い物や、犬の散歩、庭の水やりや、手入れといった用事を作っておくのも手ですね。
近所に、買い物に出かけるだけでも、睡眠の質が、違ってきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「ぐっすり寝れたなあ!」という日は、体調がいいように思うます。
疲労している体のあらゆる部分を、メンテナンスしてくれています。
「質のいい睡眠」って、こういう睡眠だと感じます。
お元気な高齢者の方も多い。
でも、口には出していないけど、今回の事例のように、早く目が覚めたり、浅眠なのかもしれません。
早く目が覚める対策の習慣3つ。
その中1つでも実践できれば、早く目が覚める時間も変わってくるかもしれません。